「賃上げの流れを継続する理由」制度理解するとより見える現状と未来
東京のカフェで朝活!
本日は1名でスターバックスコーヒーエミオ練馬店で朝活-NEWSシェア会を実施しました!
さて、本日は「賃上げの流れ継続」という記事と、それに対する皆様の「年収の壁をどうにかせい」というコメントを読み、「そもそも年収の壁とは何ぞや??」を調べた結果を書こうと思います。
年収の壁は沢山ある
一言で年収の壁といっても、税制上の年収の壁(100~201万)から社会保険上の年収の壁(106、130万)まで色々あります。
なので、ひとつひとつを説明すると、結構大変です。
争点に挙がるのは社会保険上の壁(106、130万)
ただ、大体の方が意識しているのは社会保険上の年収の壁(106、130万)かと思います。
この壁を超えると扶養が外れてしまい、自分自身で保険料(健康保険、介護保険、厚生年金など)を支払う事になりますし、扶養者が勤めている会社で家族手当などが支給されているとしたら、それらの支給対象外となります。
このため、年収の壁を超えないよう就業調整する人達が増える=人手不足になる。
という不具合が発生しています。
106万と130万の違い
年収の壁で大きく騒がれているのは130万の壁ですが、106万の壁と何が違うのでしょうか。
これは、年収106万でも条件によっては扶養から外れるという事を指しています。
以下の条件を満たすと、扶養から外れ、自分で社会保険に入らなければいけません。
この条件の中で、個人では調整し辛いのは企業の従業員数です。
2024年10月からは従業員51人以上の企業に勤めている場合、130万ではなく106万の壁になりますので、制度をよくご存じの方は、この点にも問題がある事をコメントしています。
最低賃金を推し進める理由
さて、2023年10月から最低賃金が全国平均1,004円になる訳ですが、岸田首相は「最低賃金1,500円を目指す」と発表しました。
年収の壁問題がある為、最低賃金の引上げには賛否両論あるのですが、何故、最低賃金引上げを推し進めるのでしょうか。
物価高に対応する為というのが理由のひとつでしょうが、ちょっと計算してみました。
例えば、時給1,004円として年収の壁106万(月額8.8万円)に達しないためには、月87時間程度に抑える必要があります。
※ 88,000円 ÷ 1,004円 = 87時間
これが、時給1,500円になったとします。
すると、年収156万ほどになります。
※ 87時間 × 1,500円 × 12か月 = 156.6万円
年収100万に調整していたとしてもほぼ、年収150万円になります。
ちなみに年収150万は税制上、配偶者特別控除額が減り始める基準です。
ここまでくると今現在、年収の壁を超えないよう就業調整していたとしても、全員年収の壁をこえる事になります。
時給1,500円超えは「全員、扶養から外れろ」というメッセージ?
こじつけ感はありますが、最低賃金を上げる話はしても、年収の壁を調整するという話はあまりありません。
唯一あったのは、年収の壁をこえても手取りが減らないよう助成金を出すという話でしょうか?
これも、助成金を出すけれど、年収の壁は調整しませんというメッセージのように感じます。
〇 年収の壁を130万から106万へ下げる
〇 時給1500円こえを目指す
〇 年収の壁は調整せず、助成金を出す
これら3点の方針から考えるに、目的は明らかですね。
制度理解すると、色々と見えてきます。
有意義な時間になりました。
ありがとうございます。
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