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事務好きプログラムオフィサー・岡野恵未子|東京アートポイント計画のメンバー紹介Vol.01

アーツカウンシル東京 東京アートポイント計画事業には、「プログラムオフィサー(PO)」という専門スタッフが所属しています。ミッションは「アートプロジェクトの中間支援」。それってどんな仕事? どんな人が働いているの? と、ご質問いただくことが増えてきたので一人ずつご紹介します! 第一弾は、このnoteの運営メンバーでもある岡野恵未子です。

■ 茨城県のアートプロジェクト事務局を経てPOに

― POになる前はどんな仕事(活動)をしていましたか?

茨城県で行政の職員として、公的なアートプロジェクトの事務局を務めていました。主に運営の面を担うチームで、広報や経理、会場整備、ボランティア管理などに携わりました。

東京アートポイント計画も公共事業なので、経験を(少しは)生かすことができているかなと思っています。起案文書の作成、好きです!(笑)(※起案文書:組織の内部で決裁を採っていくための書類。複数の関係者の押印が必要なため「スタンプラリー」とも呼ばれる)

高校時代、「ほふく前進パフォーマンス」を見て、アートに関わりたいと思った

― アートプロジェクトに関わるきっかけは? 

アートプロジェクトとは少し違いますが、高校時代に通いはじめた水戸芸術館の存在は大きかったなと思います。いわゆる「作品」だけではなくて、アーティストや、アートに関わりながら働く方々など、現在進行形で活動している方々と出会える場所でした。

展覧会で観たアーティストユニット「Nadegata Instant Party」の参加型プロジェクトの映像に感動して、水戸芸術館に直接手紙をお送りしたこともありました(笑)。

一番決定的だった出会いは、美術家の遠藤一郎さんが、水戸芸術館の庭で46日間ほふく前進をするパフォーマンスに出会ったことです。部活が終わると水戸芸に通って、のんびりしたり、時には一緒にほふく前進をしたりして、とても楽しかったです。アートの世界に関わりたい!と決めたときでした。

■ PO歴3年目、機関車の「牛よけ」のような仕事をしています。

― PO歴は

2018年にアーツカウンシル東京に入り、3年目です。

― 担当しているプロジェクトは?

NPOと共催しているアートプロジェクトでは、「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」(東京都足立区)、「ファンタジア!ファンタジア!-生き方がかたちになったまちー」(東京都墨田区)の担当をしています。他に、note運営やメールニュース配信などを行う「発信事業」、人材育成プログラム「Tokyo Art Research Lab」の研究・開発プログラムも担っています。

― POの仕事を一言で説明するなら?

プロジェクトが列車だとしたら、運転士でも乗客でもなく、「牛よけ」の横辺りにくっついている人、というイメージです。

線路に石ころが落ちているのが見えたら脱線しないように取り除いたり(リスクマネジメント)、分岐点が見えたら運転士に伝えて、どちらに進んだらいいのか考えたり(先を見通す)、駅で止まったときはホームにいる人に列車のことを説明したり(事業を伝える)、など。そんなかたちでプロジェクトを支えられればと思います。

……あ、一言じゃないですね。

― これからやってみたいことは

この状況下でオンライン対応などが増え、東京アートポイント計画でも事業を越えた共通の悩みやニーズ(配信関係のハウツーや権利処理関係の知識など)が出てきていると感じます。それぞれの事例などを共有しながら、みんなでスキルアップしていくようなことができたらと思います。

■ おすすめnoteは、先輩のあの記事

― noteで読んでもらいたい記事は?

「いい企画は、いい問いから」。先輩プログラムオフィサー・佐藤李青のnote記事に書かれた、好きなフレーズのひとつです。お気軽に色々な記事を眺めていただけると嬉しいです。


おまけ😀チームメンバーに岡野の印象を聞いてみました

😀「ことばと音楽とダンスをこよなく愛する努力家!」
😀「チームの安心感(焦ったりイライラしているのを見たことがないです。すごい)」
😀「思いがけない引き出し(技)を持つおっとり癒し系」
😀「事務好き(大切)」
😀「しなやかな芯で越えてくぜ現場のシーン!(韻)」


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