岡野恵未子(東京アートポイント計画)

【2020-2023年運用】(公財)東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京所属。東京…

岡野恵未子(東京アートポイント計画)

【2020-2023年運用】(公財)東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京所属。東京アートポイント計画プログラムオフィサー。「ファンタジア!ファンタジア!-生き方がかたちになったまち-」「移動する中心 | GAYA」を担当。長距離通勤中。隠し技はクラリネット。

マガジン

  • アートプロジェクトの現場から

    • 286本

    都内各地で地域NPOとともにアートプロジェクトを展開する「東京アートポイント計画」。各プロジェクトに伴走するアーツカウンシル東京の専門スタッフ「プログラムオフィサー」がそのとき起こったこと、考えたことをお届けします。また、各プロジェクトからの記事も紹介していきます。

  • ”集えない”時代のアート・アクション

    • 15本

    新型コロナウイルス感染症拡大によって、人と人との距離が求められるようになりました。アートプロジェクトは集えない時代にどんなアクションができるのか? 東京アートポイント計画にまつわるアーティストやチーム、プロジェクトの新たな試みをご紹介します。

  • ことばの足音を追いかける

    アートプロジェクトの現場で出会った、気配を残しては去っていくことばたち。どんな姿をしているのか。どんな道を進んでいくのか。その姿をちょっと追いかけてみるシリーズ、はじめます。

最近の記事

“インフラ”としてのネットワーク|「ジムジム会」の4年間を振り返る

「東京アートポイント計画」では、2019年度から「事務局による事務局のためのジムのような勉強会(通称:ジムジム会)」という取り組みを続けています。東京アートポイント計画に参加する団体が集まり、それぞれの悩みや得意技を持ち寄って、プロジェクト運営のために学び合うネットワークをつくっています。 コロナ禍でも試行錯誤を続け、これまでに20回以上開催してきたジムジム会。改めて振り返ると、同じ「ジムジム会」といえど、年度によってその役割やかたちを変えながら進んできたことが分かります。

    • 100年分のこれまで、いま、これからが重なる展覧会「共に在るところから/With People, Not For People」

      100年分のこれまで、いま、これからが重なる展覧会 東京都墨田区の曳舟駅から歩いて数分、「興望館」という福祉施設。その一角で、アートプロジェクト「ファンタジア!ファンタジア!―生き方がかたちになったまち―(通称:ファンファン)」の一環として、現在、アーティストの碓井ゆいさんを招いた「共に在るところから/With People, Not For People」という展覧会を行っている。 この展覧会の中には、3つの時間が存在している。ひとつは、1919年に設立された興望館のた

      • プロジェクト事務局にとって、永遠の悩みかもしれない。「記録」についてみんなで考えた!【ジムジム会2021 #04レポート】

        1月19日(水)に、ジムジム会の第4回を開催しました。今年は、東京アートポイント計画の共催団体が順々にホスト役となって、ジムジム会運営チームと一緒につくっています。 今回のホスト役は、「移動する中心|GAYA(以下、GAYA)」チーム。今年度からGAYAの担当となり、運営や広報などをGAYAチームと一緒に取り組んできたプログラムオフィサーの岡野恵未子が、当日の様子をレポートします。 🎥記録を考えてきたチームだから、みんなと共有したいことGAYAは、世田谷区内で収集・デジタル

        • 同じ映像を見ても、思い浮かぶものは人それぞれ。昭和の8ミリフィルムを通して今の時代を考えるワークショップの記録、「SIは見た」を公開中!

          世田谷区内から集まった8ミリフィルムの映像を元に「私たちは今、どんな時代を生きているのか」を考える活動「サンデー・インタビュアーズ」。活動の記録を「SIは見た」というシリーズにして公開しています。note記事での掲載のほか、世田谷区の文化施設、生活工房の「生活工房アレコレ2021 8ミリフィルム常設上映」コーナーにもハンドアウトが設置されています。ぜひご覧ください。 第4日曜日にあつまり、はなす東京アートポイント計画のプロジェクトのひとつ「移動する中心|GAYA」で行ってい

        “インフラ”としてのネットワーク|「ジムジム会」の4年間を振り返る

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          4本

        記事

          あいだをうごく【1】|アートプロジェクト以外のことばも必要

          東京都内各地で地域NPOとともにアートプロジェクトを展開する「東京アートポイント計画」では、「プログラムオフィサー(以下PO)」が伴走し、プロジェクトの中間支援を行っています。また、東京アートポイント計画と連動した人材育成事業「Tokyo Art Research Lab」も並行して実施中です。  POは、誰かや何かの中間に立ちながら動いています。行政とNPOの間に立ち、情報を共有すること。担当事業の取り組みを価値化し、外部にひろく発信すること。事業に共感してくれる人を増やす

          あいだをうごく【1】|アートプロジェクト以外のことばも必要

          プログラムの届け方、試行錯誤。オンラインで、グルーヴ感をどう生み出すか?(続・ジムジム会 #01の反省会)

          東京アートポイント計画に参加する9団体が互いに学び合う「事務局による事務局のためのジムのような勉強会」こと「ジムジム会」から派生した、「続・ジムジム会」。持ち回り制で進めていくことになったこの企画、初回のホストは「ファンタジア!ファンタジア!―生き方がかたちになったまち―」(通称:ファンファン)が担いました。 当日は、墨田区の白地図を使ったヒアリング企画のオンライン版「WANDERINGショートショート」や、事務局定例MTGでの情報共有の工夫から生まれた「ラジオの時間」、フ

          プログラムの届け方、試行錯誤。オンラインで、グルーヴ感をどう生み出すか?(続・ジムジム会 #01の反省会)

          アートプロジェクトに取り組む仲間と一緒に、「ジムキョクの当たり前を解きほぐす」。(続・ジムジム会 #01)

          東京アートポイント計画に参加する9団体が互いに学び合う「事務局による事務局のためのジムのような勉強会」こと「ジムジム会」は、2020年9月に今年度の最終回を迎えました。しかし!「今後もこういった場があるとよい」「もっと他の事務局と話したい」という声が。そこで、これまでのようにジムジム会運営チームが運営するのではない、各事務局が自発的にホストをつとめる、その名も「続・ジムジム会」が始動しました!! ホスト役のトップバッターとなったのは、「ファンタジア!ファンタジア!―生き方が

          アートプロジェクトに取り組む仲間と一緒に、「ジムキョクの当たり前を解きほぐす」。(続・ジムジム会 #01)

          【オンラインでの参加型音楽祭、参加者募集!】 「世界だじゃれ音Line音楽祭 Day2」を明日、開催します。 Zoomでの演奏を一緒に楽しみませんか? 11月28日(土)13:00~/16:00~/19:00~ https://aaa-senju.com/p/13366 ※視聴のみも可

          【オンラインでの参加型音楽祭、参加者募集!】 「世界だじゃれ音Line音楽祭 Day2」を明日、開催します。 Zoomでの演奏を一緒に楽しみませんか? 11月28日(土)13:00~/16:00~/19:00~ https://aaa-senju.com/p/13366 ※視聴のみも可

          ただ、ふらふらしている(ことばの足音を追いかける〈4〉)

          アートプロジェクトの現場で出会った、気配を残しては去っていくことばたち。どんな姿をしているのか。どんな道を進んでいくのか。その姿をちょっと追いかけてみるシリーズ、お届けします。 ”ただ、ふらふらしている感じだよね。” そう聞いたとき、「ファンタジア!ファンタジア!-生き方がかたちになったまち-(以下、ファンファン)」のメンバーと私は思わず、心の中でガッツポーズを取りました。なぜなら、“ふらふらする”ことは、ファンファンがプロジェクトを通して目指している「当たり前を解きほぐ

          ただ、ふらふらしている(ことばの足音を追いかける〈4〉)

          アーティスト集団・オル太による展覧会「超衆芸術スタンドプレー 夜明けから夜明けまで」を、アートプロジェクト「ファンタジア!ファンタジア!-生き方がかたちになったまち―」で開催中! まちをリサーチした作品を、旧町工場で展開します。 https://fantasiafantasia.jp/practice/yoakekarayoakemade/

          アーティスト集団・オル太による展覧会「超衆芸術スタンドプレー 夜明けから夜明けまで」を、アートプロジェクト「ファンタジア!ファンタジア!-生き方がかたちになったまち―」で開催中! まちをリサーチした作品を、旧町工場で展開します。 https://fantasiafantasia.jp/practice/yoakekarayoakemade/

          しなやかに、洒脱に、プロジェクトをつづけていく。「だじゃれ音楽」は止まらない!

          「東京アートポイント計画」のプロジェクトのひとつ、「アートアクセスあだち 音まち千住の縁(以下、音まち)」で展開中の「野村誠『千住だじゃれ音楽祭』」。音楽家の野村誠さんと共に、地域の人たちが気軽にだじゃれを言い合い、そこから音楽を生み出し、市民と共に作り上げる音楽プロジェクトです。別々の言葉をつなげることで生まれるパワーや意外性から、新しい音楽や新しい作曲方法を見つけています。 現在は、参加型のオンラインフェス「世界だじゃれ音Line音楽祭 Day1」を、2020(令和2)

          しなやかに、洒脱に、プロジェクトをつづけていく。「だじゃれ音楽」は止まらない!

          「ファンタジア!ファンタジア!ー生き方がかたちになったまちー」が、一緒に活動する「ファンファン倶楽部員」を募集中! 本を読んだり、詩をつくったり、まちのことを調べたり。 安心して楽しく”もやもや”できるコツを考えてみませんか? https://www.facebook.com/FantasiaFantasia.SumidaCity

          「ファンタジア!ファンタジア!ー生き方がかたちになったまちー」が、一緒に活動する「ファンファン倶楽部員」を募集中! 本を読んだり、詩をつくったり、まちのことを調べたり。 安心して楽しく”もやもや”できるコツを考えてみませんか? https://www.facebook.com/FantasiaFantasia.SumidaCity

          「100日後」がやってきた(ことばの足音を追いかける〈3〉)

          アートプロジェクトの現場で出会った、気配を残しては去っていくことばたち。どんな姿をしているのか。どんな道を進んでいくのか。その姿をちょっと追いかけてみるシリーズ、はじめます。 「100日後だね」。東京アートポイント計画の係会(チームのミーティング)で、そんなつぶやきが漏れたのは先月、6月頭のこと。7月頭(=4月1日から100日後)に向けたチームの動きを確認しているとき、東京アートポイント計画の立ち上げ当初から関わるプログラムオフィサー、大内伸輔が発したことばでした。 4月

          「100日後」がやってきた(ことばの足音を追いかける〈3〉)

          「ラジオの時間」という時間 (ことばの足音を追いかける〈2〉)

          週に1度、たった5人が20分間だけ聞いているラジオ。 それは、墨田区を舞台に展開しているプロジェクト「ファンタジア!ファンタジア!―生き方がかたちになったまち―(通称:ファンファン)」の定例ミーティングのなかで設けている「ラジオの時間」です。 筆者の担当プロジェクトでもある「ファンファン」は、「対話」をとおして一人ひとりが持っている”当たり前”を解きほぐし、地域のなかで「学びの場」を生み出していくアートプロジェクト。豊かな対話のために、コミュニケーションの方法を工夫したプ

          「ラジオの時間」という時間 (ことばの足音を追いかける〈2〉)

          【イベントレポート・B面】“会えない”オンラインセッション。「だじゃれ音楽研究大会」の舞台裏

          去る2020年5月31日(日)、「第4回 だじゃれ音楽研究大会」という不思議な名前のイベントが開催されました。レポートA面ではイベントの様子を、レポートB面では運営の舞台裏を、それぞれお届けしていきます。 「レポートA面」を読んでくださった方はご存知のように、「第4回 だじゃれ音楽研究大会」では、次々にゲストが登場し、最終的には国内外から総勢約20人の演奏者が集結。オンライン上で即興セッションを行いました。 スタッフ同士さえも“会えない”、“顔の見えない”状況で、どのよう

          【イベントレポート・B面】“会えない”オンラインセッション。「だじゃれ音楽研究大会」の舞台裏

          【イベントレポート・A面】第4回 だじゃれ音楽研究大会を開催しました!

          去る2020年5月31日(日)、「第4回 だじゃれ音楽研究大会」という不思議な名前のイベントが開催されました。レポートA面ではイベントの様子を、レポートB面では運営の舞台裏を、それぞれお届けしていきます。 このイベントは、「東京アートポイント計画」のプロジェクトのひとつ、「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」で展開中の「野村誠『千住だじゃれ音楽祭』」の一環として開催したもの。地域の人たちが、気軽にだじゃれを言い合い、そこから音楽を生み出し、市民と共に作り上げる音楽プロジェ

          【イベントレポート・A面】第4回 だじゃれ音楽研究大会を開催しました!