森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020―さまよえるニッポンの私@原美術館(6/7まで)にいってきました。
今年(2020年)いっぱいで閉館してしまうのと森村さんの作品をまとめて見たことがなかったので、足を運びました。
現代美術を扱ってる原美術館。銀座和光、東京国立博物館も設計した渡辺仁作の洋館は、現代アートでも、洋画でも、なんなら日本画でも、展示する作品を選ばない建物自体も作品と呼べる品のいい邸宅美術館です
コンテンツ側の森村泰昌と言うと、有名な作品に自分を描いて登場人物になりきるという、彼以外には類を見ない作風。
今回もマネの作品になりきった作品が一階で見られます。森村さんぽいなーって思いつつ、今展覧会で見て欲しいのは、二階で放映されてる50分の映像作品。
パフォーミングアートとは、舞台での芝居だと思ってましたが、彼のためにあるのではと思いました。
いろいろな役になりきっているのですが、マリリンモンローから三島由紀夫に着替えるシーン、三島由紀夫になりきった聞きしに勝る演説シーン。もし、あなたがアートファンを公言するならば、見とかないといけないアート作品です。
コロナ対策としては、映像作品は人数制限用の整理券配られますし、席もひとつ空きになってます。密閉空間にはなるので、多少の不安は残りますが、自己責任だったらいくべきですね。
カフェダールにいける回数も限られてきているので、こちらも是非。
皆さまのお気持ちは、チケット代、図録代とさせていただきます。