見出し画像

ヘルシンキの老いた画商が人生最後の賭けに挑む。

ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像
原題:ONE LAST DEAL.

ヘイッキ・ノウシアイネン、ピルヨ・ロンカ、アモス・ブロテルス出演。2020年、クラウス・ハロ作品。

ヘルシンキ市街で画廊を営む72歳のオラヴィは、その日の支払いの工面にも苦労するほどの営業状況。ある日、とある絵画オークションで、ある男性の肖像画の前で足が止まる。その絵画には作品の題名も作者のサインもなかった。

面白いです。ストーリーはシンプルですし、あまり考えなくていい作品です。ポイントになる絵画がどういう作品なのか。その絵画を巡っての人間模様のサスペンスが最後まで楽しめます。画廊経営という社会的な立ち位置がなんとなくわかる感じがしました。

皆さまのお気持ちは、チケット代、図録代とさせていただきます。