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モーリス・ユトリロ展@日本橋高島屋(3/15まで)にいってきました。

モーリス・ユトリロって言うと街の絵で有名ですが、画風に若干の幅があり、個人的には好きな作品とそうでない作品がありました。今回の展覧会は、モーリスの生涯と画風が絡まって、趣きが深い展覧会になってました。

モーリスの生涯のまとめ。

・モデルであり、画家でもあったスザンヌの子どもとして生まれる。
・画家たちと浮世を流しすぎて、モーリスの父が誰だかわからなくなる。
・画家で美術評論家であったミゲル・ウトリリョ・イ・モルリウスが自分の子どもではないかわからないが認知して、名前がユトリロとなる。
・スザンヌは、私生活が忙しくて祖母にモーリスの育児を任す。
・子供のモーリスの発作を抑える為に、祖母がアルコールを与える。
・モーリスはアルコール依存症になる。
・リハビリのために絵を書き始める。
・画家仲間のユッテル(3才年下)と友だちになる。
  −−−白い時代−−−
・だんだん絵が売れるようになる。
・売れるようになってスザンヌは戻ってくる。
・モーリスが売れっ子になる。
・スザンヌとユッテルが知り合い結婚する。
・モーリスは絵を描く代わりにワインをもらう。
・モーリスはスザンヌとユッテルの金づるになる。
  −−−色彩の時代−−−
・スザンヌは50過ぎたモーリスに結婚を考える。
・財産目当ての美術愛好家のリュシーと結婚する。
・モーリスは閉じこもって創作を続ける。
・モンマルトルに埋葬される。

八木ファインアート・コレクション

前半は個人蔵、後半は八木ファインアート・コレクションで構成されてますが、後半の方がユトリロで言う白の時代などを含む作品が多く見ることができ、八木さん、いい趣味してるなって思いました。

この《クーニャンクールのノートル=ダム教会》は壁の漆喰感というか、マチエールのザラザラ感がいいですね。やはりこの時代が一番評価されてるって言われてることあっていい絵でした。

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モーリス・ユトリロ《クーニャンクールのノートル=ダム教会》1911年頃

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モーリス・ユトリロ《教会、ヴィルタヌーズ》1912~14年頃

ルノワールもスザンヌと恋愛関係にあったとされていて、本展にも展示がありました。ルノワールのパステル画なんかはいい感じでゴテゴテ感がなくて、ルノワールは、もっとパステル画描けばよかったんじゃないかなって思ったりしました。

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オーギュスト・ルノワール《マリー=ルイーズの肖像》1898

まとめ

物語性のあるモーリスのストーリーも手伝って、皮肉にもこの哀愁のある絵ができたのかと思うと少々複雑だった展覧会でした。

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