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「挑戦の果て」【Recruit Blog 2023 #4】OL#64 松田アンジア

自分にはWARRIORSに入部した明白な理由はない。本当にたまたま誘われて新歓シーズンのフワフワとした空気感の中、入部した。もともとスポーツなどしたことがなかったので運動部という得体の知れないものに興味はあったがそれだけが決め手かと言われるとそうではないように思える。当時は真剣に考えたつもりだったが今思い返してみれば何も考えず軽い気持ちで入部したも同然だと思う。
最近3年生となり先輩は引退しWARRIORSでの生活も折り返しとなり、良くも悪くもがむしゃらに何も考えずにやることはできなくなった。どうしてやっているのか何故続けているのかをよく考える。辛いことはたくさんあるし辞めたいと思ったこともあった。

しかし、そうしたしんどいことと向き合っていると自分の弱いところが嫌というほど浮き彫りになってくる。最後のほんの少しのところで手を抜いてしまったり自分より強そうな相手にビビったり。やる前から無理だと決めつけてしまったり、いろいろと理由をつけてサボってしまったり。嫌というほど出てくる。理想の自分とは程遠い粘着質で汚い何か自分ではないように見える物が姿を現す。しかし、残念なことにそれもまた自分でありそれこそが今の自分そのものなんだと思う。どこまでいっても、アメフトがどんなに上手くなっても、全てを投げ出して部活を辞めて逃げ出したとしてもそれからは逃れることはできない。
嘘で塗り固め他人に自分をかっこよく見せ、偽ることはできるだろうが自分は騙せない。唯一自由になる方法は、弱さと向き合い続け自分が変化していくことだと思う。自分の弱さや限界と闘いそれを乗り越える。するとまた新たに弱さが出てくる、今まで見えてこなかった自分や景色が見えるようになる。そこに私の挑戦がある。弱くて見苦しい嫌いな自分をどうにか打ち倒そうと、漢になってやろうと決意し日々励んでいる。

大学生活がこれから始まり何をしようかと迷う人がいると思う。初めの動機というのは極論どうでもいい。自分の価値観、理想を妥協することなく探求し続けることができれば最初の動機からは想像もすることができなかった境地に達することができる。それは生半可なことではないがWARRIORSには志を共にする仲間がいてさらにその活動を応援してくださるたくさんの方々がいる。そして自分が変化し成長していく喜びを感じるのは己の限界に挑戦する全ての人ができることだ。今は何のことかわからないかもしれないが、WARRIORSとはそういった環境でそういった団体なのだ。

最後になりますが我々はチーム一丸となり限界に挑戦し続け、この秋必ず日本一という悲願を達成します。その歴史的で伝説的な瞬間を間近で見届けたいのならぜひWARRIORSの門戸を叩いてください。(新3年 OL # 64 松田アンジア)

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