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結局、推しって私のなんなのさ

ちょっと前に「推しのススメ」みたいなネット記事がちょっとバズってた
推しがいると生活に潤いが出ますよ、というような話だったと記憶している

ここ数年、「オタ活」「推し活」についてメディアで取り上げられることは増えているし実際にいわゆる【経済を回す】という視点でも盛り上がっているのは確かでしょう

実際に私も仕事のモチベーションはアイドルの現場とグッズ収集とオタクの友達とのおしゃべりだし、アイドルファンをやっていなかったら何の上昇志向もないつまらん人間になっていた可能性は否定できない

だからといって推しのいる生活は最高ですよ~と手放しで言えないのも事実である

第一に推しがいなかったら発生していなかった出費が多すぎる
というか支出の半分は趣味関連じゃないか?というくらいの勢いで金を使っている
仕事のモチベーションというか必要に駆られて働いている、働かなきゃどうにもならないから心を殺して労働人生に明け暮れているのである

同年代の女子たちが、ブランド物のバッグや財布を買い、お上品なワンピースでリゾートに行ったり、パートナーと高級なディナーを楽しんでいる一方で私は毎週のように雑誌や写真が自宅に届き、コンサートや舞台のために全国各地に遠征し、推しの生誕祭ためのフルオーダーケーキとホテルステイに金をぶち込んでいるのである

それに加えて、推しのおかげでメンタルが不安定になることも多々ある

もちろんスキャンダルが週刊誌に撮られたなんてことがあれば問答無用
オーディション番組にハマってた時期は順位発表前に大急ぎでスト缶を2本開けないと番組を視聴できなかったし、現場の当落のたびに一喜一憂してとんでもない心拍数をたたき出してる
推しのジュニアがデビューできるかは常に心配だし、その前に退所しないか、グループが解体されないか、ちょっとした発言で炎上しないか、それを見た本人が傷つかないか、オタクの心労は尽きないのである

もちろんこれも推しとは無縁の人間であれば感じえなかったストレスだし、絶対に人生に不要な負荷を自らかけにいっている自覚はある

じゃあ「なんでオタクやってるの?」という話になるが、これは同志なら全員わかるでしょう

やりたくてやってるわけじゃない…
人を好きになる気持ちって誰も止められないんだぜ…

コンサートで楽しそうに歌って踊ってる姿や、メンバーと幸せそうにしてるところが見れるだけで「あー!!オタクやっててよかった!!」って思えて、これまでのしんどい思いとか吹っ飛んじゃうんですよね

自分以外の誰かをこんなに愛して、応援して、幸せであれ!と願えるのってある意味才能だと思います

安易に「推しがいると生活が楽しくなるよ」とは言いません
が、実際私はめちゃくちゃ楽しいです。いつもありがとう、推したち!!

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