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写真を見る・観る・視る
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
写真を「みる」ことしていますか?
自分の写真でも、写真家の写真集でも、SNSで見知らぬフォロワーさんの写真でも、雑誌に載ってる知らないフォトグラファーの写真でも。
タイトルに、たくさんの「みる」を入れてますが、微妙にニュアンスは異なります。
ChatGPTに聞いてみましょう!
1. 見る
一般的に「視覚を使って物を認識する」意味
2. 観る
注意深く見る、鑑賞する、観察する意味。
3. 視る
物事を分析的に見る、観察する意味。
4. 診る
医者が患者を診察する意味。
どの漢字を使うかは文脈や具体的な状況に依存します。
ここには出てきませんでしたが、「覧る」という書き方もありますが、古い表現のためここでは省きます。また、上記の4番の「看る」は診察という意味で写真とは関連性が薄いため、こちらも省きます。
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残るは、「見る」「観る」「視る」です。
写真を「みる」時のみるは、どれが適切なのでしょうか?
「見る」は、肉体を使って見ることそのものを表すときに使われます。
よく「写真を見る」という表現を使いますが、ただ見ているというニュアンスが強いのでしょうか。ボーッと見ている感じですね。
2つ目の「観る」は、「見る」に比べて、対象をよく見る、または鑑賞するという意味になります。
写真をしっかりと見るとき、例えば写真集を鑑賞するような時は「観る」が適切なのでしょうね。
3つ目の「視る」は、分析的に見ることと説明されていますので、解析するようなモノの見方をする時に使うのが適切です。
写真を見るときには、あまり使わない表現だと思いますが、あえて言うなら構図や色彩を公式や理論に当てはめるような見方をするときでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146843610/picture_pc_01101deae7be6c7cedd69303bf32f96d.png?width=1200)
以上のように「みる」を見てきましたが、私たちが写真を鑑賞するという意味で言うならば、「観る」が一番適切なように思えます。
写真に限らず、映画、絵画、動画などのコンテンツまたは作品を、注意深く内容を観察し、その内容を理解し、楽しみ、考え、表現者の意図を読み取ることなどに共通するモノの見方を、「観る」と言えるでしょう。
その一方で、テレビをつけっぱなしにして、チラッと見ることは、まさに「見る」という表現が適切です。
写真とどのように向き合い、対峙し、表現者と鑑賞者が見えない糸で結ばれ、その瞬間その糸が立ち切れ、私たちの心の中の記憶と結びつくとき、1枚の写真を「観る」ことになるのでしょう。
もっと「写真を観ましょう」
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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