ストリートスナップを撮る理由
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
今日は、私のストリートスナップを撮るに至ったことをお話しできればと思います。
簡単にカメラの略歴をお話しすると、2009年にSONY α330(一眼レフのエントリー機)を買ったことに始まります。同じ年にSONY Cyber-shot TX1(コンデジ)、2015年頃にSONY α7II、2019年にSONY RX100といった流れです。
最初のうちは、これといって何か撮りたいものもなかったので、初心者あるあるで、買ったものの少し撮っただけで、防湿庫にしまいっぱなしになっていました。
このときに本当は撮りたいものがあったのです。でも、他人の目や、恥ずかしさから撮れないでいたものがあったのです。
それが、ストリートスナップです。
α7IIを購入する頃になると、『アサヒカメラ』などを購読するようになり、街の中で街を切り取る撮影をしている人たちがたくさんいることを知ったのです。
この時に、写真家の森山大道氏などを知ることになります。
それで、当時話題のミラーレス一眼でストリートスナップをしてみようという流れができました。
では、なぜそもそもストリートスナップなのかという話なのですが、そもそもカメラって、特にフィルム時代は観光や記念日などハレの日にしか使わないものだったんですよね。※個人の感想です
1本のフィルムを現像に出すと、去年の家族旅行の写真が出てきたりするわけです。そのくらい、カメラの登場回数は少なかったです。
観光地に行くとカメラで写真を撮っている人がたくさんいるけど、少しその場所から離れると、誰も写真なんか撮っている人がいなくなるとういことが不思議でした。
そこの境界線は、なんだろうと。
もっと、普通に目の前にあること、いつも起こっていること、常にそこにあるもの、特別でないこと、そういうものの中に森山大道氏は「異界」と言っていましたけど、ピンとくるものがあるんじゃないかと思っていました。
こんなことを、ぼんやりと考えていたのですが、ストリートスナップなるものを知ったときは、かなりの衝撃だったのを覚えてます。
街並みや、もっと普通なことを撮ってもいいんだと。
あとは、自分の実行力だけです。
それでα7IIを買って、普段の持ち運びはパンケーキのレンズを付けて、平日は会社への往復、休日は出かける先で常に写真を撮るようになりました。
なんとなく思っていた、いつもの、特別でない、ふとした瞬間の、あっ、いいな、と思った瞬間にカメラがあれば撮りたいと思う気持ちが、なぜ湧き出てくるのかは自分でもわかりませんが、撮りたいと思う気持ちは大切にした方が良いのではないかと思う今日この頃です。
またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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