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ライカのスマホってどうなの?

こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。

今、YouTubeのカメラ界隈で、常に話題の中心になっているのが「ライカ(Leica)」です。

ライカにも、色々なカメラがラインナップされており、ミラーレスの「SL」、フルサイズセンサーでレンズ固定式の「Q」シリーズ、ライカのフラッグシップ機であるレンジファインダー式の「M型」、7月に発売予定のマイクロフォーサーズ機の「D-LUX」が主な機種です。

最近は円安などの影響もあり、6月12日より価格改定が発表されています。ざっくりですが、「SL」「Q」シリーズが約100万円、「M11」が約150万円前後、「D_LUX7」が約20万円になっています。また、「SL」と「M型」はボディだけの価格ですので、別途レンズも必要です。

やはり、一般の人からすると、気軽に買えるモデルはありません

そこで、注目されるのが、ライカが開発に関わっているスマホです。

今日は、ライカのスマホの存在意義などを、ユーザーでない第三者が客観的に見てみようという記事をお送りします。


現在入手可能なモデルは

「LEITZ PHONE 3」

(C) SOFTBANK

「Xiaomi 14 Ultra」

(C) Xiaomi


上記の、2機種です。

「LEITZ PHONE 3」は、国内ではソフトバンクの独占販売で、シャープが製造を担当しています。実際は、「AQUOS R8 pro」のLeica版だそうです。


スマホの機能、性能は記事の趣旨から省略しますが、カメラ関係のスペックを簡単に見てみましょう。

「LEITZ PHONE 3」

・有効画素数(メインカメラ):約4720万画素+約190万画素(測距用センサー)+14chスペクトルセンサー
・有効画素数(サブカメラ):約1260万画素

Xiaomi 14 Ultra」

・リアカメラ:ライカ プロファイル光学レンズ
 LEICA VARIO-SUMMILUX 1:1.63-2.5/12-120 ASPH.
 •メインカメラ:約5000万画素、23mm相当、F1.63〜4.0
 ・75mmフローティング望遠カメラ:約5000万画素、75mm相当、F1.8
 ・120mmペリスコープカメラ:約5000万画素、120mm相当、F2.5
 ・12mm超広角カメラ:約5000万画素、12mm相当、F1.8
・フロントカメラ:3200万画素、F値2.0、1/3.14インチセンサー

で、どうなの?ライカなの?

具体的な作例などは、すでに手にしている方が多くの作例写真を公表されておりますので、そちらをご覧いただければと思います笑。

で、これらスマホは、ぶっちゃけ「ライカ」なのかというところが、一番気になるところです。

外観デザイン

左から「LEITZ PHONE 3」、「Xiaomi 14 Ultra」


まず、見た目はどうでしょうか?重要なポイントです。「LEITZ PHONE 3」のデザインのテイストは、ライカの外観、手触りが近く、見た目のライカっぽさは、「Xiaomi 14 Ultra」を超えています。

丸い赤いマークは、遠くからでもライカとわかるインパクトがあります。ただし、スマホはブランド戦略上「Leica」ではなく、あくまで「Leitz」という表記になります。「Xiaomi 14 Ultra」には赤いライカのマークはありません。見た目にライカらしさはほとんど感じられません。

次は、カメラとして最も重要なレンズを見てみましょう。

「LEITZ PHONE 3」のサイトには、 “100年に及ぶ光学の専門知識が凝縮されています。” と書いてありますが、どこにもレンズのブランドは明記されていません。

スマホでは大型となる1インチセンサーを搭載し、もちろんライカのカラーサイエンスと画像処理技術が搭載されています。

「Leitz Looks」という機能が搭載されており、3つのライカMレンズ「Summilux 28mm」、「Summilux 35mm」、「Noctilux 50mm」がシミュレートできます。

これは、最近iPhone用のアプリとしてライカよりリリースされた「Leica LUX」と基本的には同じものと思います。

一方の「Xiaomi 14 Ultra」のリアカメラは「LEICA VARIO-SUMMILUX」の名称が使われており、メインカメラも物理的に4つのレンズが搭載されており、「LEITZ PHONE 3」と比べると本気度の違いが明確です。

またメインレンズにはソニー製と思われるF1.63〜4.0まで無段階絞りが採用されるなど、ライカがスマホカメラに本気で取り組んだ姿が垣間見れます。

「Xiaomi 14 Ultra」の背面 (c)Xiaomi

スマホの名称にライカまたはライツの名称は含まれませんが、商品名の下に小さく「CO-ENGINEERED WITH LEICA」と書かれています。

また、背面カメラのレンズ中心部には、しっかりと「LEICA」の文字が入っています。

今まで日本国内のスマホでライカのかブランドが使えるのはソフトバンク(シャープ製)のスマホのみでしたが、今回Xiaomiの本社の働きかけで使用できるようになったそうです。

また、写真撮影グリップなどのセットが国内の購入者全員にプレゼントされるというシャオミー本気です。

ざっくりまとめますと、「LEITZ PHONE 3」はライカの雰囲気を味わうのに最適、「Xiaomi 14 Ultra」は、高性能スマホにライカ本気カメラが付いてくるという贅沢を味わえるという感じでしょうか。※個人の感想です笑

ついでに番外編として、ライカがiPhone向けに「Leica LUX」というアプリをリリースし、フル機能を使うにはサブスク(年額1万円or月額千円)登録が必要ですが、iPhoneのカメラがライカに早替わりするという飛び道具を出してきました。


結局どれが一番ライカに近いのか分かりませんが、予算とスタイルと雰囲気で検討してみるのも楽しそうです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。

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