GR×森山大道 原宿でスナップの可能性を感じる
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
2024年8月11日、東京・原宿に「GR SPACE TOKYO」がオープンしました。
RICOHがGRシリーズのコンセプトや世界観を通して、写真やスナップの魅力を体験するためのコミュニケーションスペースとしてオープンさせた空間です。
私はGRユーザーではなく、SONY RX100ユーザーですが、オープン記念企画展示として森山大道氏による写真展が開催されるということで、お邪魔してきました。
渋谷駅から山手通りを原宿方面に歩いて約10分位で着きます。
道路から見ると、ガラス窓にシンプルに「GR」とあるだけのシンプルなデザインです。
会場に入ると、お出迎えしてくれるのは「GR」ではなく、森山大道氏の代表作「三沢の犬」の大型パネルです。睨みを効かせています。
向かって左側の壁が写真展のスペースになっており、大型パネルの展示の次は、A4サイズ(?)の紙に森山氏の写真のプリントが100枚以上貼られています。プリントはおそらくワザと上部左右しかピンで止められていないため、下の方が少し丸まっていました。
更にその奥には大型のスクリーンがあって、写真が常に入れ替わりで表示されていました。あの動画は、もしかすると、銀座のAKIO NAGASAWA GALLERYでの去年の写真展「記録」で使われていたものと同じかもしれません。
更に奥に進むと、また大型パネルの写真展示があり、最後に「三沢の犬」のオブジェ(フィギア?)が待ち構えています。
ちなみに写真展の会期が前半と後半に分かれていましたので、一部の作品の入れ替えがあるようです。
また、写真展とは別に、森山大道氏の写真集も何冊か置かれており、『にっぽん劇場写真帖』『写真よさようなら・普及版』『森山大道写真集成⑤ 1960─1982 東京工芸大学 写大ギャラリー アーカイヴ』などを自由に閲覧することもできます。
吉祥寺の書店さんの協力ということで、森山大道氏以外の写真集もたくさん置かれていましたので、知らない写真家の写真集を見るのも楽しめます。
「GR SPACE TOKYO」ですから、最新のGRの実機を触ることはもちろん、歴代のGRも展示されており、GRというカメラの世界観に浸れること間違いなしです。
GRは供給不足のため受注をストップしていましたが、最近一部のモデルから抽選での販売ですが受注が再開されました。
いずれは、「GR SPACE TOKYO」においても、カメラ本体の販売も予定されているそうなので、そうなればGRのことならここで相談すれば、トータルでサービスが受けられることになるでしょう。
GRといえば森山大道というイメージが強いので、オープニングイベントに選ばれたと思いますが、空間演出としてはGRのイメージに合う構成で、写真も全てモノクロでしたので、視覚効果的に色彩による迷いがなく、スッと自分がその空間に取り込まれていくような感覚でした。
GRに興味のある方はもちろん、森山大道氏の写真のプリントが見られる機会ですので、暑いですが是非覗いてみてはいかがでしょうか。
「東京の街並みをスナップしつつ、疲れたら寄ってください」らしいので、猛暑の東京でのオアシスに、また、カメラと写真のトータルでスナップ写真の楽しさを提供してくれる空間として発展していってほしいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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