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逢魔が時 Twilight
これまでにも度々ご紹介してきましたが、秋から冬にかけてこのライブカメラでは美しい夕焼けを見ることができます。
そろそろ1日を片付けようかというあたりでふと空を見上げると、音もなく燃える茜色の空が目に入ります。つい「やれやれ今日も1日ご苦労さん」などと独り言の出てしまう時間です。
心癒される自然のプレゼントといったところでしょうか。
ところが、時々ドキッとする空模様が現れる時があります。
古くからこの昼間と夜が入れ替わる時間帯は「逢魔が時(おうまがどき)」と呼ばれていて、この世とあの世の境目で魑魅魍魎(ちみもうりょう)がうごめき始め、魔物に出逢う時と言い伝えられているのだそうです。
今日ご紹介する空模様はまさにそんな何かが黄昏の向こうからやってくる、といった雰囲気です。
近代的なビルが立ち並び、たくさんの人が賑やかに生活する場所ではありますが、いやいや、ちらりと恐ろしいものが見えてしまったようですね。
この映像について
● 2022年2月20日の撮影です。● 日中お天気が悪く雲が多かったのですが、その雲と地上の間に他界の口が開いてしまったようです。● 前回は枕草子を引き合いに出しましたが、またしても古い言葉が当てはまってしまいました。● 結局、空の様子は昔も今も変わらないということのようです。● というか、その空を見る人の心も実はあまり変わっていないということなのかもしれませんね。
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