見出し画像

到着便

この撮影場所の向かって左方向、東京都の南端に羽田空港があります。
2020年3月、この羽田空港に陸側から着陸するための新しい航空路の運用が始まりました。
この航空路は南風の午後3時から7時に使用されることになっていて、ライブカメラでもちょうど夕暮れ時の到着便のアプローチが見られるようになりました。
滑走路は並行して2本あり、ほぼ同時に2機の飛行機が着陸態勢の低い高度で飛んでくることもあります。映像は速度を早めていますが、次々とやってくる飛行機に、羽田空港の混雑ぶりがわかります。(映像は2020年の撮影です)


ちょうど20年前の9月11日、アメリカであの痛ましい事件が起こりました。
青空に見える航空機のシルエットに戦慄したのを覚えています。
事件の背景やその後の世界は複雑ですが、戦争や分断のない世界をイメージし続けるために、今日は敢えてこの映像をアーカイブから選んでみました。
到着便の降り立つ先は様々だとは思いますが、争うものではないはずです。

この映像について

● 冬になると夕日が画面に入ってくるため、このような美しいシルエットの映像を見ることができます。● ライブカメラのご常連に「この映像を見ながらFlightradar24というサイトで見えている到着便の出発地を調べて思いを馳せる」みたいな楽しみ方ができると教わりました。● 到着便の位置は、ライブカメラの映像で東京タワーを通過するあたりが目黒、白金の上空になると思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?