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秋は夕暮れ

「東京の空」ライブカメラも夕暮れのシーズンになりました。
今年は秋らしい晴れの日が少ないように思いますが、それでも日没から薄明の時間帯に美しい夕焼け空を見ることが多くなりました。
夏の間、空の高いところを通って北西方向に沈んでいた太陽は、冬至(カレンダーによると今年は12月22日だそうです)に向かってだんだん南西方向に位置を変えてきます。
ライブカメラの画面でも、正面の東京タワー近くに沈んでゆく夕日が作る美しい光景を見られるようになります。

今日はその予告編ともいうような夕暮れの様子を10月5日のアーカイブ映像から、いつもとは違い等倍速で切り取ってみました。
千年前、清少納言が枕草子に書き留めた光景から、山の端はビルのスカイラインに、雁はジェット旅客機に置き換わっていますが、今も変わらない「はた言ふべきにあらず(言葉に尽くせない)」光景をゆっくりお楽しみください。

この映像について

● いつもは雲の映像などを100倍速くらいのスピードで編集することが多いのですが、今回は実際の速度にしてみました。● 少し長いですが、雲の色がゆっくりと変化してゆく様子をお楽しみください。● そしてお気づきのようにこの間何機もの旅客機が画面を横切ってゆきます。● 機内からは富士山の方角に夕焼けが見えるのではないかと思います。● 清少納言さんにあの飛行機の窓からも夕暮れを見ていただきたかったですね。(^^

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