[ヒトコト旅2023 in 島根]東部(奥出雲)コースレポート!-1日目(11/25)-
東部コースの始まりは、出雲空港から。コーディネーターのオッチーは、集合予定の1時間前に到着し、そわそわしながら、参加者の到着を待っていました。
空港でのお出迎えは、参加者全員とハイタッチ!!
一番の笑顔でタッチしてくれたのはみーなでした。
空港内で簡単に旅程を確認した後、始まりの集合写真を撮って、いよいよ旅の舞台「奥出雲」へ向かいます。
まず到着したのは『つちのと舎』。ツアースタッフの一人「サンベサン」が夫婦でやられているカフェです。
野菜たっぷりのご飯とともに、つちのと舎が始まった経緯や雲南での暮らしの様子を伺いました。自分たちで作った野菜やお米でできる食事ってすごい!
つちのと舎で伺った雲南の暮らしのお話の中には、「木次線のトロッコ最終運行に、つい先日行ってきた」というものがありました。そのため、つちのと舎には木次線関連グッズがたくさん。
ツアー行程に組まれるだけでなく、この地域で暮らす方々に愛される木次線はどんな汽車なのか。
駅に着いて、切符で改札をくぐり、みんなで記念撮影♡駅看板が可愛い!
みんなで汽車を待っていると、一両の小さな汽車が到着。
「ボタン押さないと扉開かないんで」と、乗り方をオッチーに教えてもらいました。
景色と会話をゆったり楽しみながら汽車に揺られます。
木次駅から、どんどんと山の方へと入っていき、紅葉の色づきを感じながら奥出雲へと入っていきます。
降車駅の出雲三成駅に到着した時に、法面にひらがなが一文字だけ書かれた看板があることに気づきました。これについてオッチーが「この列車にずっと乗って、各駅の文字を繋げると一つの文章になるんですよ」と教えてくれました。
地域の方々が、木次線を楽しんで欲しいと思って行われている取り組みだと知り、改めてこの路線が地域に愛されているんだな、と実感しました。
駅からバスに乗り、いよいよ奥出雲町のみざわ地区へ!
まずは、『レンタルスペース&キッチン 金𠮷屋』に。
立ち上げ人の一人、糸賀さんがお話しをしてくれました。
古民家を、地域の方々でDIYでリノベーションして作ったという金𠮷屋。「地元の土建屋さんが、コンクリを奢ってくれたんですよ。なので、壁の一部はそれで作ることができました」と、すごいことをサラッと話してくれる糸賀さん。これを聞いて私はしばらく、頭にハテナが浮かんでいました。
ところどころにレトロ感あるものが置いてあり、どこか懐かしい雰囲気を感じながらも時代にあった素敵なデザインの空間に、ワクワクしました。
金𠮷舎のあとに訪れる場所は、裏手にあるということで、みんなで歩いて移動。
大きな音がする建物に向かうと、若い男性が出迎えてくれました。
石亀ごろうさん。
全国を旅する中で、たまたま訪れたみざわ地区。そこで出会った人やこの町の空気感から、直感的に魅力を感じ、そのまま移住を決意し、この町で暮らしています。
最初は、地域の移動式スーパーのお手伝いを中心にやっていましたが「この町で、ゲストハウスをやりたい!」という想いから、2023年11月現在古民家を改修し、ゲストハウスを作っています。
中の様子を見せてもらうと、DIYを手伝いに来てくれていた他のメンバーもご紹介いただきました。20代男性3人でDIYを進めている、という状況に、みざわ地区の力強いエネルギーを感じました。
移動式スーパーもやられている、『ともにマーケット』のオーナー吉川さんから、ここで活動を続ける想いを伺いました。
中でも印象的だったのは「自分たちが楽しむために、何ができるか考えている」というお話でした。地域のために何ができる、ということを考えがちですが、自分たちが楽しいと思うことをやっていくと、自然と地域の他の方がついてきてくれる、そんな状況がみざわにはあるそうです。
きっと、誰がやっても同じ状況、というワケではなく、この地で続けて信頼関係を気づいてきた方達だからこそ、できることだろうな、とすごさを感じながら、そんな方がこの地域にいることは、とても素敵で一緒に暮らしていて楽しいだろうな、とまた一つみざわの魅力を知ることができました。
吉川さんのお話しの後に、近年のみざわの動きをまとめた動画をみんなで鑑賞。
アツい想いが伝播し、様々な方が活動されている様子にみていて胸が熱くなりました。
温泉に入り、夜ごはんを食べたあとは、金𠮷屋大作戦!
奥出雲のアツい若者たちとの交流、と銘打たれたこの行程ですが、会場内に入るとすでに10人以上の方がお酒と食事・会話そして整体を楽しまれており、そのカオスさからすぐに熱気を感じることができました。
地域の方も、すぐに受け入れてくださり、自然と年代別に卓がわかれるように。
それぞれの年代だからこそ感じることをお酒や食べ物を交えながら共有しあう時間となりました。若者卓は、連絡先の交換まで!
たくさんの方との交流を終え、広く深くみざわを知れた1日目でした。