トライアルHDのDX事例における雑感

今週の日経コンピュータにてトライアルの無人化店舗について記事が掲載されており、ふと気になったことより今回のエントリー。
なお、私は小売業界に一切土地勘はなく、クイックなデスクトップリサーチから得られた情報に基づき、往々に誤認があるかもしれないので、もしお詳しい方がお読みになられていたら教えていただきたい。

トライアルに限らず、小売業では「むり、むだ、むら」が課題として存在しているようである。「むだ」の部分に関していうと、食品廃棄を以下に減らすか(売れ残りそうな食材を惣菜にする)、機会損失を以下に抑えるか(日次で商業圏の行事表を確認し需要予測する)に各店舗が知恵を絞っていると聞いたことがある。

トライアルの施策としては、AIを活用した買い物における顧客体験の変革、店舗人員の削減、及び効率的な販促が大きな考え方のようである。
具体的には以下の取り組みを実施している。
・プリペイドカードの導入
・スマートショッピングカートの開発、導入
・AIカメラソリューションの開発、導入
(出典:トライアルHDのHP)

また、上記ショッピングカートとAIカメラソリューションについてはRetail AIという別会社を設立し推進をしている。
(出典:トライアルHDのHP)

加えて、上記ソリューションにとどまらず、2025年からは商談等も含めた店舗運用の全自動化を目標としている様子である。
(出典:Retail AIのHP)

ここからは私見になるが、
薄利多売と言われる小売業界においては原価と人件費を如何に抑えるかが主要な論点の1つであり、原価は調達と廃棄ロスの低減 / 人件費は効率化により解決が望まれている。
それに対して、テクノロジーを活用した需要予測の精緻化、店舗運営の効率に焦点が当てられており、解の1つとしてトライアルのような取組みがあるのだと思われる。

本当に取り止めのない文章になってしまったので、引き続き小売業界については考察する機会を作りたい次第である。

(もしご参考になれば、投げ銭お願いします)

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