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cafeログ vol.11 2019年6月9日

東京駅のカフェで読書会を行いました。
今回はKさん、Uさん、Mさん、私の4人で行いました。

紹介した本は以下の3冊です。

企業の成長戦略が10時間でわかる本

私の紹介した本です。
著者は起業周り(ベンチャー・スタートアップ)に明るい人で、この本では、起業して、そこからの成長戦略をどう描くか、ファイナンス戦略をどうするか等、企業の流れを記載した本になっています。

直近、私が上司からゼネラリストとしての仕事の心得をご教授いただきました。

職階の高い人から抽象的な指示をもらった際に、タスク分解をし、いつまでのもので、目的は何で、何がボトルネックになりそうか等を指示を受けた際に、聞けるような頭の使い方を心がけてください。
そのために、仕事の棚卸を行い、未知の業務に対して、タスク分解できるような抽象度で仕事の引き出しを作っていってください。

職階の高い人ほど、時間がなく、ヒアリングできる時間は限られているため、自身が確認できる時間は極めてわずかと考え、初動として適切に行動できるよう心がけるようにとアドバイスをいただきました。

その教えの表現で言うと、この本は、いわばお品書きです。
起業って行動をとる際に、自身が何をしなければいけないかが体系的に抑えられます。

ただし、一つ一つの行為をとると中身が詰まっているわけではないため、参考本を各章ごとに用意しています。

自身の知識に抜け漏れがないかのチェックにも使えるような本です。

最近の粉飾

Uさん紹介で、前回のファイナンス思考に引き続き、ファイナンス関連の本です。

これまでの粉飾(バブル期)では。大量に資産を保有し、その損をどう処理するかが粉飾の中心だったようですが、直近では、資産の水増し・負債の隠蔽に大きく別れるようです。

さて、ではどうやって、その不正を見つけるのでしょうか。
タイムリーな記事として、NewsPicksで、怪しさも見抜ける、バランスシートの「本当の読み方」が書かれています。

この記事を読んだ感想としては、調査項目はわかるが、それをどうやって検証していくか不明だなあと感じました。

Uさんは、この本から、回転期間を中心に、相関するはずのものが適切に相関するかどうかを確認すると、怪しいかどうかがチェックできると紹介してくれました。
ビジネスモデルが変更等がなく、同じビジネスを続けていれば、連続的になるでしょう、と。

シミュレーションソフトがあってもおかしくないところですね。

流れといのち

Kさん紹介の、熱力学のスペシャリストの方の原理原則を考える本です。
6年前くらいに一度紹介してもらった本「流れとかたち」を書いた方でもあります。

原理原則というのは、その中の紹介されている内容を、抽象化した際に、転用するための枠組みのようなものです。
木の構造 と一つとっても、幹を中心に上下対称に根を張り、葉をつけます。
同様の構造は、人間の血管や高速道路等、様々な構造に転用されています。

これも一つの引き出しになっていくことから、原理原則の本を紹介されました。

最後に

次回開催は6月23日10時からです。今回も参加いただいた方、ありがとうございました。

cafeログは、読んだ本をアウトプットし、様々なバックグラウンドの人とその内容を深めるようなディスカッションを行う場です。
ご興味のある方はご連絡の上、気軽にご参加ください。

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