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CAのPLはどれ? #会計クイズ 2019年1月28日出題

先週のBSの問題から一転、今週はPLの問題です。

では問題

登場企業は、
・ZOZO
・ローソン
・サイバーエージェント
の3社です。

それぞれの有価証券報告書を読んで、それぞれの業績や会社の現状を詳しく見ていきましょう。

ZOZO

CD・レコードの通販会社として、平成10年にスタートトゥデイとして創業された会社です。
アパレル商材へのシフトは平成12年に行い始めました。
ZOZOというオリジナルブランドの立ち上げが平成30年1月で、社名変更は平成30年10月の出来事でした。

社長の前澤氏は、月に行くプロジェクトを立ち上げたり、1億円のお年玉キャンペーンをしたり、コミュニケーション室に田端氏を入れたから、特にTwitterで話題になる頻度が高くなっています。

買取販売と受託販売の比率は6:94のため、受託販売手数料が売上の多くを占めることになっています。
今回のクイズでは、このポイントが大きな要素になっていそうですね。

アパレル業界全体は年間9.3兆円ほどのボリュームはあるものの、人口減少も踏まえると、縮小傾向にある業界と言えます。

その中で、中長期的な展望として、ZOZOを通じて、世界共通の課題である「サイズの問題」に取り組むようです。
ニュージーランドのソフトセンサー開発企業 「StretchSense Limited.」と共同開発したZOZOSUITを無料配布し、計測結果を元に、あなたサイズの服を提供していく形式です。
昨年私も購入し、利用してみましたが、計測は時間がかかり、場所が必要で、まだそれでも不自由さを感じました。
今後はAIで計測できるような未来になるかもしれません。

ローソン

発祥は米国オハイオ州の牛乳販売屋さんで、日本での1号店は、1975年大阪府豊中市に桜塚店をオープンしています。
親会社は三菱商事です。

セグメントは、国内コンビニエンスストア事業、成城石井事業、エンタテイメント関連事業(HMV,ローチケ等)に分かれます。

コンビニのように商品搬入がある商売では、ドミナント戦略を特にイメージしますが、地域No.1戦略で配送効率を上げることが有効かと思います。

また、2018年にはローソン銀行もサービスインし、よりコンビニの利便性を高めるような事業への取り組みが伺えます。

コンビニの最新のニュースとすれば、無人コンビニが世界各国で検証に入っており、新しい販売形態が目の前にある状態と言えます。

サイバーエージェント

1998年に設立。
有名なAmebaは2004年にサービスイン。
株式会社テレビ朝日との共同出資で、AbemaTVを2015年に開始したウェブ系の会社です。

セグメントは、メディア事業、ゲーム事業、インターネット広告事業、投資育成事業で構成されます。

また、研究開発活動として、ゲーム事業でコンソール機向けゲームコンテンツの開発も行っており、インターネット広告でのキャッシュをAbemaTVやゲームコンテンツに投資しているように見えます。

AbemaTVは現在24ものチャンネルがあり、麻雀やヒップホップ等珍しいコンテンツや、釣りや将棋といったテレビでは土日にしか放映されないようなコンテンツが流れていて、ネットメディアとして、確立した地位を築いていると言えます。

最後に

今回の調査では、業界情報等も合わせてみました。
業界内での比較も見ていきたいです。

※2018年12月16日出題でサイバーエージェントはユニーファミリーマートとも比較を行っており、その時の記事はこちら

回答はこちら


参考 年次有価証券報告書

ZOZO(年次のため、スタートトゥデイ)
ローソン
サイバーエージェント

以上、今週も3社について詳しくなりました。

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