noy 2nd e.p ディスクレビュー：第8弾 Message from Juntaro (F.P)
記憶が正しければ、F.Pで初めてnoyと共演したのは2015年のOn Bodies x noyのタブルリリースショウ京都場所。他にもEndzweck、Gusanos、DAMなど錚々たるメンツで、当時聴き漁ってライブを見に行ってたようなバンドを初共演だった当時高校生の私は、それはそれは大層緊張していたのを覚えています。
それから8年、企画に呼んで頂いたり呼ばせて頂いたりを経て、こうしてnoyのディスクレビューなんて書かせて頂いてるのは、役不足も承知ながら中々クるものがあります。
noy 2nd EP、 (We had squeezd out) The time that build milepost.
今年でnoy１５周年ということで、先輩がかっこいいことをやり続けてくれてるのは最高やなと。聴いたら一発でライブ見たくなる系で、5曲ともnoyのライブのエネルギーがそのまま詰め込まれていて死ぬほどnoy見たくなってしまいました。複雑で激しい感情をのせた衝動的なエネルギーの爆発。これはライブ面・サウンド面共にnoyにF.Pとして一番シンパシーを（勝手に）感じているところでもあります。１曲目からnoy節全開で疾走感満載、ドラマチックで激情的な展開。各曲だけではなくEP単位でも起伏があって、ひと繋がりのドラマを感じました。
ダイスケさんの歌詞も詩的な言葉選びで、抽象的で意図を完全に汲み取れているか定かではないけど、どこか自分の日常的なふとした思案・葛藤とリンクするところがあり読み物としても非常に楽しませていただきました。
”我思うがここに我なし 無能感を従えて無力感と対峙する”
ふとした時に襲ってくるような無力感に対し、自分が立ち止まり思い悩んでいるようなことは他人事に無慈悲に進んでいく時間。しかしそこに巻き込まれないでいようとする意志、反して不透明な未来。ぼんやりとした不安。
”We must be satisfied with our lives”
それでも現状を受け入れて強く生きていくという覚悟。人それぞれ色々あるけど、そうして一歩ずつ歩みを進めていかないとなと再認識させてもらいました。
とにかく聞き応え、読み応えに富んだ素晴らしいEPでした。そしてとにかくnoyのライブが見たい！！
最後になりますがnoyの皆様今回は機会を下さりありがとうございます。そして読んでくださった方もありがとうございます。
P.S. FUTUREVIEWコロ助でキャンセルなったやつ、僕が帰ったら同じメンツでやりまショウ！
Juntaro (F.P)
過去ディスクレビューアーカイブ
１．第１弾：Message from 安藤 竜 (BREAK THE RECORDS / SYSTEMATIC DEATH)
２．第２弾：Message from ヒカルさん (ex.ENSLAVE)
３．第３弾：Message from タナベさん (nervous light of sunday / still / uncovering / beyond man)
４．第４弾：Message from 長沼さん (MAKE IT LAST / KTGR / EAST END TOKYO)
５．第５弾：Message from 北川さん (AND BELIEVE / CROCODILE COX AND THE DISASTER / NO CHOICE IN THIS MATTER)
６．第６弾：Message from Sakai (Make Mention Of Sight / farandell / SOUL AGE RECORDS)
７．第７弾：Message from soichirou (FLING THING / QUESTRAKT)
noy 2nd e.p (We had squeezd out) The time that build milepost.
1.無力感と対峙する
2.掴めない今 掴もうとしない未来
3.遠い座標
4.錯綜
5.The rights should be guaranteed
1,320円 (税込)
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noy
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