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31話:キラ☆キラ/OVERDRIVE 青春ロック!と、鬱を並べるか普通!

 買いました。

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 全体的に肌色かったです(感想)。

 大全なので、「こんなゲームがありますよ」っていうゲームの特徴が掲載されている本でした。これ見てから「次はこれやってみよう」っていう参考にはならないですが、たくさんの作品が並ぶのを視覚的に見られることで、歴史を感じられる一冊になっていました。

 私的にはファミコン非公認ゲームとアーケードゲームのエロゲーが見れたのはおもしろかったです。アーケード系はシナリオを読み込むとかじゃなくてほとんど麻雀なんですね。

 あとは、なぜCLANNADが載ってるか……というところと、なのに好きなメーカーが載ってない……というところが気になりました。あかべぇは許可取れなかったのかなぁ。

載っていなかった「キラ☆キラ」もいいゲームです

 OverDriveの「キラ☆キラ」は、エロゲ師匠から「音楽ちゃんとしててすごいよ」と渡されたゲームでした。

 主人公とヒロインたちが、なくなってしまう第二文芸部で最後にひと花咲かしたいってことでバンドを組み、主人公はなんやかんやあって女装してガールズバンドにされ、学祭で演り、なんだかんだで有名になって、全国ツアーにも行っちゃう話なんですけど、青春系で激アツです。

 私も昔ベース触っていたこともあるんですが、センスがなさすぎて音楽とは……??となって頓挫したので、素直にこの人たちは半年でこんなにできるようになって、歌も書いて、かっこいいなと思いました。

 今回はプレイしなおしたのできちんと(自分比)感想書きます。

ライターは鬱ゲーといえばの瀬戸口廉也氏

 以前紹介したど鬱ゲーのSWAN SONGを手掛けられた瀬戸口さんがシナリオに参加。どうして気づいたかというとテキスト量からです。

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 む。これはどこかで見たような……(ライターを検索する)。あー。

 でもね、このときよりも断然読みやすかったですよ。時代とともに改良されていたようでよかったです。

 キラ☆キラは青春感の高いいいシナリオだったけど、途中であ、来た……。が始まります。楽しくアイス食べていたのに、急にお腹下したときのような絶望感。このせいで人に勧めづらさが急上昇です。本当に困った最高なライターさんですね。

プレイしたてだから感想書くよ……ざくっと

 さて、それを踏まえて話していきます。ヒロインは、きらり(子どもっぽい)・千絵(お姉)・紗理奈(お嬢)の3人でした。誰も好みではなかったのでとりあえずフラットな気持ちできらりから読みました。

きらり

 キラ☆キラを神ゲーにしたと言っても過言ではない、きらりノーマルエンド。これ読んだら、「スワンソングと同じ人……あー……」ってなります。いや、この雰囲気から激重展開なんてありえないじゃないですか、あったんですよぉ! ぜひ、ほかのブログで考察系を読んでみてください! なんかすごかったよ!

 バンドでボーカルを務めるきらりは、どんなステージに立っても緊張も一切しないし、プロにも「あの子はすごい」と言わせるほどの天才気質の女の子。すごく天真爛漫でかわいい子なのだけど、ちょっと変わっているので学校では周りから浮いてしまい、友達もいません。そして歌などクリエイティブについての度胸はあるんだけど、自分自身の存在について卑屈で自己評価が低いのです。そんなやっかいな心持ちの彼女が、ややあって……。

 最後、主人公が抱えていたストレス、闇が浄化されるシーンがあるんですけど、そこに至るまでの苦しさを噛み締め続けるような展開が丁寧で苦しくて悲しくて好きです。周りの人の優しさも美しくて良かった。これは瀬戸口さんだからできるのでしょうねと思わされたシナリオでした。

 あとは、もう過ぎ去った、無くなった心の傷が痛む例えを幻肢痛とか言ってるのも、中二心を刺激されましたね。いつかぱくります。ありがとうございます。

 ほかの千絵、紗理奈ルートも胸にくるような話で、いわゆるイチャラブハッピーではないことをお伝えしておきます。

ネタバレになるけどキャプチャ置いとくね

キラキラ3

キラキラ4

キラキラ5

 諭す系のシーン、好きなんですよねえ。

キラ☆キラはスマホでもDL可能!

 10年前とかにやったきりだったので、自分のためにレビューも書きたいし、1200円だったのでiOSにて落としました。途中でフリーズすることが多かったけど、全然内容忘れてたし楽しかった!!

 えっちシーンなくてもいい人はこっちで十分だと思われます。でもアプリゲーは、バースデイだけは一生許さんからな。

瀬戸口廉也さん企画「BLACK SHEEP TOWN」はもーすぐスタートっぽそうだけど?

 らしいので、ぜひこちらも期待して待ちたいところ。

キラ☆キラで学べたこと

「読むサプリ」ってところかな! 違ったらごめんなさい!

 締めにめっちゃいい言葉出てきたから、ボロ出す前に今日は素直にここで終わります!

 あ、でもひとつだけ……。きらりの底抜けの明るさにはすごく救われました。考えるゲーム好きな方はぜひやっといて欲しいゲームです。じゃあね。


久しぶりのnoteがよくわからない東京ニート的評価「キラ☆キラ」A

#青春 #鬱展開 #バンドやろうぜ #瀬戸口廉也 #超エロゲー大全 #鬱ゲー #女装主人公

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