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頭金無しで世田谷にマンションを買ってみる。序章~

 私は2020年8月、世田谷に中古マンションを買いました。東急大井町線の駅から徒歩5分ほどの築37年、5階建ての4階、間取りは2LDK。住宅ローン控除がギリギリ使えるほどの広さで、決して広いとは言えませんが夫婦二人と(授かるかもしれない)子一人ならなんとか暮らせる程度の間取りです。適度にリフォームもされていて、新築やリノベーション物件には及びませんが、普通に暮らしていくには十分な設備の状況でした。
住み始めて約2ヶ月。古いマンションなので後で不具合が出てこないか不安でしたが、今のところ遮音性や日当たりなど不満なく暮らせています。

 ところで私のスペックはといえば、30代前半で年収600万程度、中肉中背の塩顔です。こんなスペックでも約4000万円の35年、頭金50万円、変動金利0.5%(プラス団信がん保障料0.1%)でローンを組んでマンションが買えます。月々の支払いは管理費と修繕積立金を含めて13万5千円ほど。以前のアパートの家賃が11万5千円なので、十分支払っていける範囲と踏んで購入に至りました。
 しかも今なら住宅ローン控除(詳しくは各位お調べください)が適用できて、所得税や住民税などが年間30万円ほど返ってくるそうではないですか。家買って減税までされるなんて、使わない手はないですよね。
おそらく人生で一番大きな買い物。緊張でハンコを押す手が震えるかと思いましたが、意外と冷静な自分に自分でびっくりしたのを覚えています。

これから住宅の購入は検討している方はさまざまな不安やわからないことがあると思いますが、少しでも疑問や不安を解消する一助となればと思い、noteにまとめてみることにしました。

購入のきっかけ

 私が勤務する会社は制度として住宅補助はなく、家賃はすべて自己負担でした。もともと賃貸アパートの家賃を払い続けることに疑問を感じていたので、学習の機会としてポイントサイト経由で「住宅の購入」相談会のようなところへ行きました。ちなみに参加するだけで36000円分のポイントがもらえます。
 その不動産会社というのが最近マザーズに上場したベンチャー企業で、我々のような新婚夫婦向けに中古マンションやリノベーション済の物件を中心に紹介してくれる会社です。我々夫婦を担当してくれたのがたまたま執行役員で、歳は30代半ばから40前のとても感じの良い方でした。最初から決して購入前提でら話を進めることなく、賃貸と購入の負担額を数字を用いて論理的に説明されたこともあり、すっかり気持ちは物件購入に傾いてしまいました。
 あれよあれよという間にFP(ファイナンシャルプランナー)との相談や物件選定(条件にあったチラシを100件以上スクリーニング)を経て、最初の内見に至ったのです。
 最初の面談から実際に購入に至るまでを振り返ると、今回利用した不動産会社は完璧とはいかないまでも親身になって我々の住宅購入をチームでサポートしてくれました。結果的に仲介手数料として130万円近くを支払ったわけですが、住宅ローンの審査や物件選びに不安がある方は仲介手数料を無駄なコストと思わず、手厚くサポートしてくれる大手の不動産会社を仲介として選ぶことをおすすめします。とくに物件選びはプロの視点から良し悪しを判断してくれますので、内見をしながら相場観や物件のチェックポイントを習得していける感覚がとても楽しかったです。

次は物件選びについて、いくつかの内見を経てたどり着いた私たちの基準を公開しようと思います。

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