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幻のZOZO澤さんお見合い企画の全貌(2/2)

こじらせてるとはいえ根が真面目な私。

さすがに会場の無数のカメラ、ギラギラした照明、派手なファッションの面接官・・・
これはアン〇カのパリコレ学の収録現場か?ワシは今から派手にぶった切られて結婚できないまま死んでいくのか?!

というツッコミをしてしまうほどの豪華さに一瞬ひるみました。
でも根が真面目なのに、根拠の無い自身がある私(だからこじらせてるとはつっこまないで)。
きっと企画が終わったら、ここでの面接の様子が全国のお茶の間に届けられるのね!
笑顔!スマイル!がんばれ私!きっと来月にはZOZO澤さんの隣で、緊張したけど頑張ったかいがあったわ♡って微笑んでるはず、と空想を繰り広げているうちに集団面接開始。

こちら側は5人。
私、港区にいそうなサイボーグ美女、文京区にいそうな東大出の研究者、他よくいそうな2名というラインナップ。
サイボーグは情熱的にZOZO澤さんへの愛を、研究者はロジカルな月に対する愛を語る中、私はいかに爪痕を残すかだけを考える・・・

そして質問が来た
「特技にエロ目とありますが、職業とのギャップがあるのですがどういうことですか?」

私は答えた
「イケメンを見るとエロ目になってるって友達に言われたんです。あの・・まりもっこりみたいだねって」

・・・ただのクソ変態な女やないか。面接官は笑ってくれてるけど、目の奥が笑ってない。
むしろ面接官若いしまりもっこりとか知ってるのか?知らなかったら急にもっこりとか言い出したヤバイ女認定やないか!

質問その2
「月に行くために何か努力をしていますか?」

私は答えた
「筋トレしてます!!」

・・・はい?何を言ってるんだ私。筋トレしてどうするの、無重力だからもはや筋肉とか関係ないじゃん、やっべー!!!もっとZOZO澤さんの宇宙食開発してますとか、宇宙食開発してますとか宇宙食・・・

というかんじで面接はなんともまあ手ごたえも歯ごたえもなく終了。


そして数日後、届いた一通のメールには、面接企画中止の知らせが。

その直後、報道で知った復縁の知らせ。

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コロナのせいでステイホーム、ステイ婚活に陥っている私は、この報道をきっかけにもういっそ笑い話に変えようと今この執筆活動を始めました。

申し遅れました、私は都内で法律関係の仕事をしているP香です。
ここ数年で出会った男は数知れず。
ちょっと笑える東京男図鑑をお届けしていきます。

次回、G美の「君に読むニュース」編、おたのしみに。

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