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感染流行から2年。コロナに対する意識は?ワクチン接種は?-都民アンケート結果から(2)
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新型コロナウイルス感染症やコロナワクチンについては、必ず1次情報として厚生労働省首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
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感染流行から2年。コロナに対する意識は?ワクチン接種は?-都民アンケート結果から(2)

iCDC(東京都公式)

こんにちは。東京iCDCリスコミチームです。
3回にわたり、都民アンケート調査の結果をお届けしています。第1回では、感染防止対策の取組状況について述べました。
第2回では、新型コロナに対する意識や3回目のワクチン接種意向について見てみましょう。

下の図は、新型コロナに関してどのような意識を持っているかをたずねた結果です。

「自分はコロナに感染しない」と考える人の割合は22.9 %で、2021年3月調査(27.1 %)および2021年10月調査(26.7 %)から減少傾向にあります。

「感染しても重症化しないと思う」との考えを持つ人は26.7 % で、この数値は2021年3月時点(26.0 %)とはほぼ同程度、2021年10月時点(31.8 %)からは小さくなっています。これらは、感染拡大が続くなかで、報道や自分の周りも含めて感染事例を見聞きすることでリスク認識が高まったものと考えられます。

「重症化しないと思う」については、回答の年代構成に変化がありました。前回までの調査では年代が低くなるほど「重症化しない」と回答する傾向が顕著に見られましたが、今回は30代以降にほとんど年代差が見られませんでしたこれは、若い人でも重症化しているということが報道等により繰り返し情報発信されたことや、高齢の世代ではワクチン接種が進み重症化リスクが低減したと実感していること等が関連していると考えられます。

「特別な対策をとらなくてもコロナはそのうち収束すると思う」人の割合は2割に、また「ワクチンの3回接種が普及すればコロナ流行は収束すると思う」と考える人は2割にとどまっています
いっぽう、8割の人が「コロナがいつ収束するか、見通しもつかない」と考えていて、多くの都民がコロナ禍の収束の目途の立たないなかで過ごしていることがうかがえます。
さらに、「これ以上長引くと経済や教育など社会全体にさらに大きなダメージがあると思う」との回答は8割にのぼり、経済への不安も高まっています。「感染拡大を防ぐためなら、経済活動をおさえるのは仕方がない」に同意する割合は5割と、2021年3月調査から2割減少しました。

そのようななかでも、8割以上の人が「感染対策をすれば、自分や大切な人の命を守ることができる」と考えています。多くの都民は自身が感染対策を取ることに自己効力感を持っていて、それが第1回の結果報告でもお伝えしたような感染防止対策の継続につながっていると考えられます。
「自粛をこれ以上続けるのは難しい」は3割弱にとどまり、65 %はまだ自粛を続けられると回答しています。これらのことから、感染流行の収束の見通しがつかない中にあっても、感染防止対策を続けながら、コロナの日常に何とか適応しようとする辛抱強い都民の姿が見てとれます。

アンケートでは、新型コロナワクチンの3 回目の接種についてどのように考えているかもたずねました。その結果が下の図です。

グラフの一番上の帯は全体の回答です。その下には年代・性別の回答が示されています。
全体では、およそ4割の人はすでに3回目の接種を済ませています。また、接種意欲がある(「なるべく早く接種したい(予約済みを含む)」と「急がないが接種したい」の合計)とする回答は38.6 %となっています。
「接種したくない」は13.6 %、「分からない」は7.1 %です。

接種経験や接種意向には顕著な年代差が見られます。60代70代では、3回目接種済みの割合が高く、「接種したい」の回答も合わせると9割前後にのぼります。
いっぽう、若い年代では、「分からない」や「接種したくない」と考える割合が他の年代に比べて多くなっています。それでも、20代30代で「接種したい」と考える人はおよそ5割います。

ワクチンの追加接種により重症化や死亡リスクの低減が期待され、現在3回目接種が進められています。さらに接種率を高めるうえでは、全世代を通じて、「急がないが接種したい」と考えているひとにいかに早く接種してもらうか、また、「わからない」とするひとにいかに接種意向を持ってもらうかが重要となります。そのためには接種しやすい環境や条件の整備にさらにつとめることが求められます。それと共に、引き続き、ワクチンに対する人々の考えや抵抗感を丁寧にくみ取りながら、ワクチンの効果と副反応等についての情報を伝えていく必要があります。

ここまで、今回の都民アンケート調査の結果からは、

〇 8割の人が、コロナがいつ収束するか見通しがつかないと感じており、経済や教育への影響を心配していること

〇 多くの都民は自身が感染防災対策を取ることの自己効力感を持ち、対策や自粛を続けていること

〇 3回目のワクチンの接種経験と接種意向については年代差があること

が分かりました。

結果報告の第3回では、新型コロナの感染状況や今後の対策に関する気持ちについて記載しています。ぜひご覧下さい。

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東京 i CDCは、感染症に関する政策立案、危機管理、調査・分析、情報収集・発信など、効果的な感染症対策を一体的に担う常設の司令塔です。詳しくは、こちらをご覧ください。https://note.com/tokyo_icdc/n/n2557135e522a