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新型コロナウイルスのワクチンに関する意識(1)

こんにちは。東京iCDCリスコミチームです。

新型コロナウイルスワクチンについては、現在、特例臨時接種(自己負担なし)が、令和6年3月31日まで延長となっています。
都民のみなさんは新型コロナウイルスのワクチン接種について、どのように考えているのでしょうか。2月に実施した都民アンケートから、都民の方の新型コロナウイルスのワクチン接種に関する意識について、2回に分けて紹介します。

調査の概要については、すでにnote「第1回 流行から3年。感染防止対策、どうしていますか? -都民アンケート結果から(1)」にお示ししたとおりですが、以下に再掲します。
調査対象は、東京都在住の20代~70代の都民とし、年齢構成を東京都の人口比率に合わせた割当抽出を行いました。調査期間は2023年2月15日〜同年同月21日、有効回収票数は10,429です。

では、アンケートの結果を紹介します。
新型コロナワクチンの接種状況について質問したところ、下の図のような回答結果になりました。

回答された方のうち、「5回接種した」方と「4回接種した」方を合計すると5割を超えており、3回接種の方を含めると、その割合は75%以上となっています。一方、「まだ接種しておらず、今後もおそらく接種しない」「まだ接種しておらず、今後も絶対に接種しない」「まだ接種しておらず、今後どうするかわからない」と回答された方も合計すると1割以上いました。
 
次に接種の理由、接種しない理由についても質問し、下の図のような回答結果になりました。

接種の理由については、「接種費用が無料だから」が約5割と最も高く、「新型コロナのワクチンに効果があると思うから」「社会全体の感染対策につながると思うから」がそれぞれ約4割、約3割で続きます。

また、接種しない理由については、「新型コロナのワクチンの効果に疑問があるから」「新型コロナのワクチンの副反応が心配だから」と回答された方がいずれも約35%となっており、「新型コロナのワクチンの重篤な健康被害が心配だから」と回答された方も約28%という結果となりました。
続いて、新型コロナのワクチンを既に1回以上接種されている方に、次回の接種意向を質問したところ、下の図のような回答結果になりました。

回答結果は、「なるべく早く接種したい」「急がないが接種したい」の合計が、約6割となりました。また、女性より男性の方が、接種意向が高く、年代別では年代が高くなるほど接種意向も高くなる傾向となっています。一方、「おそらく接種しない」「絶対に接種しない」と回答された方の合計は約25%でした。

新型コロナワクチンの次回接種について、「おそらく接種しない」「絶対に接種しない」「わからない」と回答された方にもその理由を尋ねました。

回答結果は、「以前のワクチン接種のあとの副反応がつらかったから」が約3割と最も高く、「新型コロナのワクチンの効果に疑問があるから」「新型コロナのワクチンの副反応が心配だから」がそれぞれ約25%、約22%で続く結果となりました。

第2回では、「オミクロン株のワクチン接種」「ワクチン接種会場を選ぶ際に重視すること」「今後のワクチン接種の頻度」の結果について記載しています。ぜひご覧ください。


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