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「大いなるマンション、セザ~ル」懐かしCM「あのクマ」がSF活劇OVAで主役を張る!?【昭和のヒーロー・ヒロインを描こう。vol.008】

セザール

昭和の末期ごろ、セザールという不動産会社が印象的なTVCMを流していました。
全国で流れていたかはわかりませんが関東圏の昭和キッズなら「大いなるマンション、セザ~ル」というナレーションに聞き覚えがあるはずです。

困ったことが起きると西部劇的なBGMとともに保安官的な姿をした、くまの「セザールボーイ」が登場し、森の動物たちの窮地を救い、白馬に乗って去っていく(去らないこともあったかな)という内容でさまざまなバージョンが作られました。

不動産のCMとしてはわりと意味不明ですが、子どもたちの脳にくまの保安官の姿と「大いなるマンション」というフレーズを刷り込むことに大成功しており、ブランディングCMの先駆けといえるでしょう。
私など、未だにすごいマンションを見かけると脳裏にあのフレーズが独特のナレーションで蘇り「おお、これは大いなるマンション、セザール!」などとつぶやいてしまいます。

のちにセザールボーイを主人公としたOVAも制作されました。タイトルはなんと『タイムレンジャー セザールボーイの冒険 ローマ帝国編(1999)』!

時空捜査官セザールボーイが、時空犯罪者スカーキャットによって変えられてしまった過去の歴史を戻すため、ローマ帝国時代へとタイムトリップする。
Wikipediaより)

タイムパトロールとして歴史改変に立ち向かうセザールボーイ……。
「なんじゃそりゃ?」と思いましたが、実際にみてみるとなかなか面白いSFアニメです。劇中でセザールボーイお得意の投げ縄が窮地を救ったり、微妙にCMともリンクしています。

声優陣も三石琴乃さん、野沢那智さん、内海賢二さんなど結構豪華。メカ・モンスターデザインには小林誠さんがクレジットされているなど、アニメ好き(&ケモナー)の皆様は一度ご覧になってみるとよいかも!

本格的(?)なSF設定とガバガバ脚本、かわいく丸っこい動物キャラたちが躍動する様は一見の価値あり…だと思います、たぶん(弱気)。

・株式会社セザールコーポレーション(英称:CESAR CORPORATION)は、かつて存在した不動産会社(後略)。
・セザールボーイというクマをモチーフにカウボーイ風に擬人化したマスコットキャラクターが存在する。1985年ごろから2007年ごろまで、アニメーションのCMが多数作られており、西部劇映画『シェーン』のパロディで終わることが多いことで知られている。
・『タイムレンジャー セザールボーイの冒険 ローマ帝国編』
セザールが企画し、東映ビデオから1999年2月に発売されたOVA。
・ストーリー:時空捜査官セザールボーイが、時空犯罪者スカーキャットによって変えられてしまった過去の歴史を戻すため、ローマ帝国時代へとタイムトリップする。
(Wikipediaより)


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