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ドイツでおにぎり屋さんを起業してから2年経ちました - episode 1

初めまして、Tokyo Gohanの代表の土屋亮泰です。千葉県出身で、現在29歳です。私はドイツのベルリン・ドレスデンでおにぎり屋さんを経営しています。大塚・ぼんごとのご縁もあり、テレビで紹介されこともあるので、もしかしたら「あ、あの時のおにぎり屋」となった方もいらっしゃるかもしれません。

日本テレビ  news every.」内容はこちらからチェックできます!

コロナ禍に渡独して、起業してから10月で2年経過しました。この節目を迎え、振り返りの意味も込めて、noteを書こうと思いました。折角なので装飾のないリアルな内容で振り返ってみたいと思います。
2年間をまとめると、とても長くなりそうなので、連載企画にしていきたいと思います。完走できるか、自分への挑戦でもあります。笑


共同創業者・ 青木との出会い

起業のストーリーを振り返る前にざっくり、共同代表者である青木について触れておきます。出会いはドイツ・フランクフルトです。
私も青木もサッカー留学で来ていました。第一印象は「ハーバード」。Harvardと書かれたパーカーをいつも着ていた為です。

私達はサッカーと並行して日系企業でインターンをしていて、インターン先では、現地の日本人の子供達に向けてイベントを企画したり、児童館を立ち上げたりしました。
この時の小さな成功体験が、二人で起業する事につながってきていると思います。

留学中に青木とは多くの時間を過ごしました。サッカーの事、人生の事、色々な話をして仲を深めていきました。
正直タイプは全然違います。でも仲良くなっていけたのはお互いに「熱い人生」を送ろうとしていたからだと思います。

中央 :青木 右:土屋


青木は一言で表すととにかく優しいやつです。また熱い漢です。

 起業したい。

2019年の4月。社会人1年目がスタートしました。
学生時代はサッカー選手を目指していて、2年程ドイツに留学していたので2年程遅れて社会人生活のスタートです。勤め先は、「Phybbit」*原 Spider Labsという、当時10名程度のアドテクスタートアップ企業です。大学4年時にインターンとして仲間に入れて頂いてから、そのまま就職させて頂きました。
入社前から声高々に「起業します!」と言っていた学生を、採用してくれた社長には感謝しかありません。在籍時には、会社がシリーズAの資金調達をしていた事もあり、スタートアップがどのように大きくなっているのか内側から経験させていただけたのは、今も大きな財産になっております。

起業したかった理由として大きかったのは仲間と共にいつまでも終わらない青春をしていたいと思った事です。部活をやっていた時のような、熱い時間を社会人になっても過ごしたい。今、実際に起業してみて、熱い時間を過ごせているので、何か熱くなりたい人はとりあえず起業してみるのをお勧めします!

夢が走り出した。Roppongi 蔦屋書店

ドイツから日本に帰国してからも、私は青木と定期的に会っていました。
会った際には、お互いの近況を話したり、夢の話しなどをしていたと思います。当時自分は、学生で青木は社会人。青木にもよく、起業したいと言って、色々アイデアの話しをしていたと思います。
自分が社会人になり東京に住んでからは、会う頻度も多くなり、終いには、近所に青木が引っ越してきました。笑

週末は時間が合えば、六本木の蔦屋書店でビジネス本を読みながらビジネスアイデアを出したりして、意識高い社会人をやっていたと思います笑

そんな中で、青木はドイツに戻りたい、私は起業がしたいみたいな将来像があり、ドイツで一緒に起業するみたいな話が上がってきました。

軸をドイツと決めた後は、ドイツに住んでいた時の経験を思い出して、何をしていくか考えました。そんな中で、青木が「おにぎりならできそうじゃない」みたいな事をポロッと言いました。雷に打たれたような感覚が走りました!これだ!絶対に世界一になれる!おにぎり屋をやろう!
一瞬で頭の中に、勝ち筋が見えてきました。こうして、ドイツでおにぎり屋をやる事が決まりました。2019年6月の出来事でした。

どうやってドイツでおにぎり屋を始めるのか

「ドイツでおにぎり屋」事業は決まりました。さてここからが問題です。
どうやってドイツで起業をするのか。また資金はどのくらいかかるのか、ライセンスは何が必要なのか検討もつきません。そこで、学生時代にお世話になった飲食店のオーナーに聞いてみました。事情を話すと、弁護士の先生を紹介してくれました。丁度、弁護士の方が日本に来ていたタイミングも重なり、法人設立までの手順と滞在許可(Visa)の申請方法を教えてくれました。飲食店独自の開業手順はネットで情報を探しました。
(このあたりのリアルな情報はあまりないと思うので、需要ありそうだったら記事書きます!笑)

また、並行して事業計画も作ってみました。

記念すべき1枚目のピッチデック

おにぎりは日本の米をベースとしながら、様々な国の食材と合わせる事ができるプロダクトです。19世紀にヨーロッパで流行したジャポニズムのように欧州で新たな食文化としてのおにぎりを流行らせれるのではないかとワクワクしていました。

情報を集めていく中で
海外でもおにぎりが知られてきている事
(2019年当時は今のような感じではなかった)
低価格で手軽に食べれる日本食がない事 
→ スシやラーメンの影響で日本食人気は出ていた
Veganやvegetarian等のニーズも抑えている事

から、おにぎりが世界で勝負できる事を核心しました。
また、実際に2年間ドイツにいて、手軽に食べれる食事がケバブやピザ等のバリエーションしかなく困っていた原体験も大きかったです。


初期ビジネスモデル案

当時はPanasonic様と組み、おにぎりロボットを使用させて頂き、おにぎり屋さんを運営しようと考えていました。接点は当時新橋で行っていたイベントに凸撃して、ドイツでおにぎり屋というコンセプトを面白がって頂けた為です。(現在はOni Robotプロジェクトは止まってしまっているそうです)

この資料ができたタイミングで資金調達をしようと思い、VCへのアタックをしてみました。1つの会社とアポイントが取れ、人生初のピッチをする事になるのですが、結果は惨敗でした。。
理由は「君たちがこの事業をする理由がわからない」「Panasonicの機械を担ぐだけじゃないか」というものでした。

この初めてのピッチがおにぎりに対しての向き合い方を変え、後にぼんごへ修行する事へのきっかけになりました、、、


長くなったので続きはまた次回書きます!!
次回はぼんごへ修行へ行っていた時の話や、ドイツに到着した当初の事を書く予定です。

資金調達中です!!

私達は10年以内に「世界一のおにぎり屋」(日本食チェーン店)を目指しています。今までは、自己資金のみで運営してきましたが、スピードを持って拡大していく為に資金調達を行う事にしました。
来年度はベルリンに新店舗・ハンブルグへの出店も計画しています。おにぎりは、寿司屋やラーメンのように世界的にブームになるポテンシャルのあるプロダクトです!
私達と一緒に世界におにぎりを広めていきませんか?
出資に興味のある方いましたら、是非とも一度お話しをさせてください!!

Contact : info@tokyo-gohan.com 



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