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自分の知らない自分の街

私の住んでいる街は大森町というのだが、東京に住んでいてもなかなかに聞きなれない街の一つだと思う。

私自身、住んでいなければ駅名を言われても位置など全く分からなかったことだろう。

大森町は京急沿線にある駅で、コンビニやスーパー等はあれど、ショッピングモールなどが充実しているわけではない。

所謂、閑静な住宅地というようなエリアだ。

私は静かで暮らしやすいこの街をかなり気に入っているのだが、なかなか人に伝わらない。悲しい。

そこで、今回は実際に住む私が「大森町」の魅力を語っていこうと思う。

おしゃれなカフェが多い

私はある程度ミーハーなのでカフェ巡りが好きなのだが、最近駅の周りを歩いていると、実はかなりおしゃれなカフェが多いということに気づいた。

コーヒーが美味しい店、レトロな店内でランチを楽しめる店、季節のフルーツティーを出してくれるお店…

実はバラエティ豊かなお店が隠れていたりする。(しかも安くてお財布にも優しい)

「今日のお昼はどうしようかな」と悩んだときにふらっと入れるカフェがあるというのは日々を豊かにしてくれる。

静けさと利便性、そしてなじみやすさが共存した街並み

駅前を少し歩くと、商店街のように様々な店が並ぶ通りに入る。

駅の近くに、チェーン店やスーパーなどもあるので買い物にも便利だ。

かと思うと、こじんまりした美容室だったり、いろんな季節の野菜が売っている八百屋があったりする。

便利で、かつ生活感やどこか懐かしさを感じさせる街並みは、少し歩くだけでも新たな発見があったりして楽しい。

また、店員さんもあたたかい人が多くて、つい話が弾んでしまったりすることも。この街には通いたくなる店が多い。

「都会」のイメージが強い東京で、こんな経験ができる街はなかなか珍しいのではないかと思う。

図書館や公園が多い

私が東京に来てふと感じたのは、

「本を読む機会が減った」ということだった。

というのも、私の実家の近くには図書館があったので、すぐに本を借りて読むことができたのだが、

東京だと少し歩かないといけないようなところが多くて、本を借りるのがおっくうになってしまった。

しかし、大森町はなんと図書館もある。(ない本は取り寄せてくれたりもする)

生活に必須というわけではないのだが、近くにあると嬉しいし、日々も豊かにしてくれるのだなあと、改めて図書館のありがたみを感じたりもした。

また、公園も多く、春は桜、秋は紅葉などの季節の移ろいを楽しむこともできる。

最近は暑いので頻度は少なくなったのだが、午後の日差しを浴びながら、公園のベンチで本を読む、というのも風情があって楽しい。

春は桜と一緒に読書を楽しむこともできるし、秋は読書の秋よろしく少し風を感じながら本を読むのも風流だなと思う。

「ないと困るわけではない、しかしあったら少し楽しい」そんな程よいバランスで成り立っているのもこの街の魅力の一つである。

聞きなれない街、だからこそ発見がある

最初私も大森町と聞いたときは、「どんな街なんだろう?」と想像がつかなかったものである。

しかし、住んでみるとその住みやすさと便利さ、あたたかさの絶妙なバランスに驚き、「いい街だな」と感じることが非常に多い。

そして何より、今まで知らなかった街の新しい面を自分が発見していくというのもワクワク感がある。

普段何気なく住んでいる街にも、もしかしたら自分の知らない一面があるかもしれない。

そんな少しのワクワクを抱いて歩いてみると、いつも通っている街並みも輝いてみえるかもしれない。

Written by yuuun




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