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中2の選手が練習会で自己記録を大幅更新!

今日の練習会の中で、中2の選手が1500mの自己記録(4分39秒)を7秒も上回る4分32秒で駆け抜けました!


もともとの自己記録(4分39秒)は、8日前に公認レースで出したものでした。この期間で力が一気につくことはありません。そして、今日のメニューも事前には知らせていませんでしたので、練習会のメニュー(1000m×8本)の気持ちで来ていたかもしれません。

ウォーミングアップを一緒にしながら、今日の体調を聞くと特に疲れもなく良好でした。そして、ここから始まる都大会の予選となる地域大会に向けて、「中長距離のコツを伝えたい」という話をしました。

そのために提案したメニューが『1200〜1500m』です。「1200mまでに離れたなら、1200mまでにしよう。そこまで行ければ、1500mにするけれどやめたくなったらやめる。」というものでした。

どこで離れそうか予測すること

走り方のルールは、決めました。あとは走りながら何を考えるかです。

「どこで離れそうかを常に予測をし続ける」ということを伝えました。100m通過時には、不安もあり1000mと思うかもしれません。400m通過時には思ったより速いと思い、それが900mと思うかもしれません。それが800m通過時には1100mまでならと思うかもしれません。

このように離れそうと思う場所は、心と身体の状態によって変化します。この精度を高めることが、中長距離では大変重要です。当然マラソンでも重要であり、そのために今日の練習会もありました。マラソンと中距離の異なることは、同じ距離でリハーサルができるということです。

成功しか無いトレーニング

もうひとつ選手に伝えた話として、「この練習には成功しか無い」ということです。1200mより前に離れても問題はなく、予測をし続けていればよいのです。
そして、離れそうになる前に、「他に動かせる場所が無いか考え、最後に動かす」というおまけもありました。これも考えて実践することで、本番のレースに活きています。

離れるのも自由、最後まで走るのも自由。しっかりと考えることがポイントなので、成功しか無いトレーニングなのです。

自己記録更新の理由

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