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#4 いつか江戸陸に。

まず初めに日頃からの東京23FCトップチーム並びに東京23FCアカデミーへのご支援・ご声援に感謝申し上げます。
東京23FCアカデミーコーチの小山丈太朗(こやまじょうたろう)と申します。現在クラブの在籍年数はユース時代・コーチ時代を合わせ7年目になります。
今回は私が東京23FCへの思い、考え、選手に指導していく中で大切にしているものを文章にできればと思います。つたない文章ですがお付き合いください。


生年月日・選手経歴・指導経歴

生年月日
2002年1月7日生まれ(21歳) 東京都墨田区出身・墨田区在住
現在日本大学文理学部史学科在籍 第3学年
選手歴
押上FC(ジュニア)
→両国FC(ジュニアユース)
→東京23FC(ユース)
指導歴
2020年4月~現在    
東京23FCアカデミーコーチ

2020年7月~2023年1月
FC.PROUDコーチ

2021年3月~現在   
明治大学附属明治高校サッカー部コーチ

2020年4月~2021年3月 
日本大学文理学部サッカー部学生コーチ

2021年4月~現在(在籍3シーズン目)   
日本大学文理学部サッカー部学生監督  
 
2023年5月〜現在    
東京都立富士高校附属中学校サッカー部外部指導員


選手時代

小学生時代
仲の良い友達に誘われて小学校の少年団に入りサッカーを始めました。有名でも強豪でもありませんでしたが、ボランティアで成り立っており、大人のお父さんコーチも混ざってサッカーをしてました。今でも当時のチームメイトやコーチ、友達お父さんコーチだった方とサッカーをする機会があり、友達・周りの環境に本当に恵まれていたと思います。
友達に誘われて何も知らず始めたサッカーですが、サッカーにのめり込んでいきました。家の中でもケーブルテレビで海外のサッカーを観る機会があり、よく夜中にプレミアリーグを見てました。
私は小学生時代から体格に恵まれ、小学校卒業時に170㎝の身長がありました。試合になると、体が大きく、足が速いだけで不器用だったため、CBやCF、GKのポジションを任せられることが多かったです。思ったようにプレーすることができず、走ったり、ヘディングで跳ね返すことばかりしてました。
そのため、サッカーはとても好きですが、サッカーを見たり、考えたりするのは好き、プレーするのはあまり好きではない小学生時代でした。
このころから不器用である自分はプロサッカー選手になるのは自分の競技レベルでは無理、違う形でサッカーに関わりたいと考えていました。

中学生時代
特にサッカーの進路を考えておらず、周りの子に誘われて近隣のジュニアユースのセレクションを受けました。
墨田区のクラブチームである両国FCに入団しました。
少年団とは大きく変わり両国FCで競技志向のフットボールに触れました。当時全都リーグ(現在のT2リーグ)に所属しており、周りのレベルもとても高かったです。
40人ほどのチームメイトがおり、中学1年生の頃は公式戦に出れませんでした。ですが、初めて触れる競技志向のフットボールは楽しかったです。日々の練習を下手なりに、懸命に取り組み2年生の途中から少しですが試合に出れるようになりました。
また両国FC で初めて職業としてのサッカーコーチを知ることができました。プロサッカー選手は諦めていた自分にとってはサッカーを教えるという形でサッカーに関われるのではないかと考えました。
中学1年生の5月からコーチ業、サッカーを教える側をしたいと考え、チームで書くことになっていたサッカーノートに練習メニューや練習試合・公式戦の感想を書き留めました。3年間で10冊ほど書いたサッカーノートは今でも大切にとってあります。
サッカーを教えたいと考えていましたが、圧倒的に実力・実績・技術ともに足りないと考えていたので、高校の教師になりサッカーを教えようと考えました。
好きな科目が社会科・歴史だったので社会の先生になるという目標を立て、出来る限り自分が目指せる高いレベルの高校を受験しました。

高校時代

高校は東京都立三田高等学校に進学しました。自分で言うのはとてもおこがましいですが偏差値は67あり、都内で人気の進学校でした。
当時の私は高校受験にかなりのエネルギーを割いたので少し燃え尽き症候群になっていたと思います。
三田高校のサッカー部に入部したのですが、中学時代の環境とは大きく違い競技志向ではなく、楽しむことや仲良くする趣味思考の部活でした。
その雰囲気に合わせることができず、すぐに退部し友人に誘われていた東京23FC U18に入団をしました。
東京23FC U18は出来たばかりのチームであり、人数も15人ほどで活動していました。そこで現在SDの原野さんや元東京23FC強化リーダー兼U18監督の砂川さんと出会いました。
人数も少なくとても大変でしたが、その中でも真剣に自分たちに向き合ってくれる砂川コーチに心を打たれ、サッカーを続けました。
またトップチームの練習を観る機会が何度かあり、プロレベルの練習への準備・スタッフのサポート・熱いサポーターに触れることができました。サッカーを教えたい、サッカーに関わりたいと考えてた自分には近い距離間で高いレベルのサッカーに触れることができたのは貴重な経験でした。
またクラブチームの運営に興味があっため、高校2年生の夏休みはチラシ配りやポスターを張る事務局の手伝いもしていました。高校2年生の夏休みはチラシ配り、朝練、合宿などとても充実していました。
そして夏休みの2018年ホーム江戸陸、ブリオベッカ浦安戦は1000人以上のサポーター・観客が駆けつけてくれました。この試合は2-2からのアディショナルタイムに3-2の大逆転を収めました。
↓ホーム江戸陸戦の勝手に実況隊様のYouTubeリンク

この試合を見た私はこの東京23FCの熱量に圧倒されました。あの試合を見てからこのクラブには大きなエネルギーがあると信じています。
今もこの東京23FCでコーチとして関われていることはこの江戸陸での経験と砂川さん・原野さんの熱量に心を動かされたからだと思います。
大学受験のために6月で休部、翌年3月にチームに戻りコーチとして働き始めました。

大学生時代

大学入学と同時に前代未聞のパンデミックになり、大学はオンラインでの受講となりました。
その中でも砂川コーチに勧められ、日本大学文理学部サッカー部に入部しました。日本大学文理学部サッカー部は1975年創部の伝統ある部活であり、特例で東京都大学サッカーリーグに参戦できています。
井坂コーチ、古川GKコーチ、田代コーチも日本大学文理学部サッカー部の出身であり多くのサッカー関係者・教員を輩出している部活です。
大学2年生の時から学生監督の立場を任せて頂きとして指揮を執ってきました。監督初年度に3部リーグから昇格し、昨年度は1部昇格を逃してしまいました。今年度も引き続き学生監督として指揮を執ります。
大学の部活動と同時並行でジュニアユース・ジュニアのコーチを始めたいと思い、砂川さんからの紹介でFC.PROUDでコーチをさせて頂きました。
また教師を目指す上で高校の部活動にも触れてみたい、と考え神川ヘッドオブコーチが総監督を務める明治大学附属明治高校のセカンドチーム担当コーチをさせて頂きました。
昨年度までは東京23FC、FC.PROUD、日本大学文理学部サッカー部、明治大学附属明治高校の4チームを掛け持ちして多くのことを学ばせていただきました。サッカーの指導論はもちろんのこと、一人の社会人としての振る舞いやコーチの考えるべきこと、数え切れない事の吸収できた3年間でした。今まで多くのチームで学んだことを還元できるようより一層努力していきます。
学生時代の中で東京23FCは大きな変化を遂げたと思います。
大学1年生の時、クラブとして忘れてはいけない出来事を起こしてしまいました。その出来事を知るスタッフは少なくなっています。しかし、東京23FCに長く在籍するものの一人として、
①アカデミー組織にはフェアプレー、リスペクトの精神を徹底します。
②応援されるアカデミー、応援させる選手、人間性のある・社会に貢献できる人材を育成します。
これは深く胸に刻んで、取り組んできました。
大学2年生の時、小松監督が就任しチームの雰囲気、空気感が大きく変わりました。東京23FCとしての目指すもの『観る者の心を打つフットボール』
『23Style』
が確立しました。
大学3年生の時、ジュニアユース一期生が27人入団し、トップチームも今までにない期待感がありました。ユースもクラブユース、タウンクラブ、ダイアゴナルカップも勝ち上がることができました。
しかし、トップもユースも最後の1歩が足りず目標に届くことができませんでした。
今年度から東京23FCの中でも役割が変化し、僅力ながらもよりチームが良く、さらに大きく、最後の1歩を埋めることができるように精進してまいります。

指導者として大切にしていること

東京23FCのコーチとしての目標

指導者をしている中で、ないし私が人生を生きる中で大切にしていることは情熱・熱量・愛情です。
選手に対して熱量・情熱・愛情をもって接することができてるだろうか?
常に自分に問いかけています。
自分にとっての何気ない練習が1人の選手が大きく成長するきっかけになるかもしれません。何気ない一言が選手を大きく変えるものかもしれません。
だからこそ、我々指導者は常に全力で常に情熱と愛情と熱量を持ち取り組みます。あたりまえのことかもしれませんが、私は常に全力で、最大の熱量・情熱で接することを大切にしたいです。
東京23FCの関わる全てのスタッフ・選手は情熱・熱量・愛情を持ち、仕事に取り組んでいます。立場、役割が違いますが向いている方向は同じです。
素晴らしいスタッフとともに働けていることを誇りに思います。

『観る人の心を打つフットボール』『23Style』


この目標はトップだけでなくアカデミーも同様です。
東京23FCがこの町にあってよかったと思ってもらえるように、観る人を巻き込み、情熱・熱量を伝えられるように。
地域リーグで充実したアカデミー、熱狂的なサポーター、応援していただいてる地域の方々・スポンサーの方々、ホームスタジアムに1500人も集まるチームは東京23FCだけだと確信しています。
私の目標はスクール(小学生)、ジュニアユース(中学生)、ユース(高校生)、セカンド江戸川(大学生・社会人)、トップ(プロカテゴリー)のピラミッドを作ることです。
そしていつか江戸陸のピッチにスクール、ジュニアユース、ユースで育った選手がトップの選手としてピッチに立ち活躍することです。
この目標を達成できるように情熱と熱量と愛情をアカデミー組織に注いでいきます。
今後ともトップ並びにアカデミーの活動をよろしくお願いいたします。

ブリオベッカ戦のチラシ配りの時


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