「短編」 新しい戦争と it(イッツ)の正体、もういちど
( 火のないところに煙はたたない、でも煙がたったのはドライアイスのようだった。アメリカの商人。
この文章は今年の1月24日のものです、後半のYou Tube のニュースがカットされていたので、あえて月日がたってから、最後に注を入れて新規公開します )
< 赤く咲くのはケシの花 >
上記の文章から、もう一年か
誰も読んでくれないだろうと思いながら
風邪ウィルスの猛威は減るどころか、ますますって感じだった
ニューヨークのマンハッタンにある高層ビルの1室、
ある男が今年の資産の実績報告に目を落としていた
まあまあかな、これから次第だな
そう言って、高給ウィスキーを口にした
これを飲むためにがんばってきた、
安い酒を飲みながらいつかはと思いながら、男は地べたからはい上がってきたのだった
ふと立ちあがり、窓のそばに近づいて、超高層ビルから夕闇の景色をボンヤリ眺めていた
低い家屋やビルを見やって、たぶん、あすこにはさまざまな人々がさまざまな感情をもって、うごめいているにちがいなかった
そうやって外を見ながら、静かに思いをはせていると、つけ放しにしていたテレビニュースがふと聞こえてきた
日本からの情報ニュースです、とことわっていた
男は日本語がわからなかった
でもテレビ画面をみれば、なんとなく想像できるのだった
最近よく目にする21世紀の妖怪、IT
( 注 )
削除されたはたしかテレビ朝日のニュースで、アメリカの社会不況を伝えていた。
風邪ウィルスのおかげで他企業の不景気、失業者があふれるなか、なぜか逆に呼応するかのような、マイクロソフトやマスク氏ともうひとりネット関連の人が、前年度の倍の資産を増やしている。その実状の謎を取り上げて、拡大する貧富の格差と、自由があるけど不公平さがもっとある社会を取り上げていた。
圧力か忖度か知らない、一週間もしない内に削除になっていた。
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