栄太郎

大衆、消費文化のあだ花。 売れない本はクズ同然、売れる本はクズばかり。

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マガジン

  • Writing is my business.(売文屋稼業)

    売文屋稼業について。小説。かつて映画がそうであったように、テレビ局がタレントを育てるのに不可能な媒体が出てきて、やがて出版社も作家を育て左右する時代は終焉するだろう。もちつ持たれつ。どこもかしこも国民総タレント、国民みな作家。名のりさえすればなれる、そんな状態。でもどんな媒体にしても、いつの時代も作家は読者のまなざしにゆだねられている。

  • 短編・コント

    コントをやりながら、自然と社会を感じていきます。わかりやすく会話を中心にしているので、気楽な気分で読んでください。

  • エッセイ

    おこったぞう。

  • 短編小説

  • つぶやき地蔵

    つぶやけば鐘が鳴るなり法隆寺 つぶやき地蔵です、ヨロシクお願いします 「こちらこそ、よろしくお願いします」 こっそり「つぶやき」しています  

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 違いが分かる作家はハードボイルドだど②

 考えてみれば、 初めて日本の文庫本の小説を読んだとき、 解説を読んで初めてこんな内容だったのかと経験しても、 いつしか解説なしでも内容が分かりはじめ、 しばらくすると解説読んで、いや違うな、などとえらそうに言うじぶん自身がいる 新聞雑誌も最初分からなくても、 そのうち慣れて辞書引かなくても分からない言葉でもなんとなく類推できて、文章内容がわかっていくようなものです 習うより慣れろ、という古い言葉はやっぱりこの点では有効ですね 日本語も外国語も同じ言葉 日ごろ周辺で親しみ

    • 断片 『君の住む町で』の抜粋、「I」

       平凡な時代になれば、むかし家柄、いま学歴で大衆の目を引いて、小池百合子さんや小泉進次郎さんが実態よりも、親に泣きついて大学や大学院の卒業証書を欲しがるのは自由でも、何度もいうように所管する大学に恩恵を受けて弱みを握られ、エジプトやアメリカに国益や外交が左右されれば個人の問題ではない。だって力量がないんだもんとか、都知事とか国会議員はけっして芸能人の人気投票みたいに登場すべきではない。  それにまた、手っ取り早くヒトラーやムッソリーニみたいにアホーマンスをして、権力を欲しがる

      • 長編『君の住む町で』 -3

         3  館内の玄関口に車が止まった、なかからかっぷくのいい五十代ぐらいの男が降りてきた、本人がプロレスラーみたいだ、市長らしい男のそばにはホディガードかSPみたいな男が二、三人つき添っている。  市長は館内にいる客に愛想よく手を振って前に進んでいった、政治家にはありがちな押しが強そう、あの条例文を読んでいかにもという感じがした。 「あの人、プロレスが大好きなんだ、だからここの市の大きい体育館も使わせてくれるってわけ。その点、ありがたいけどね」 「おまえプロレスの関係者みた

        • 長編『君の住む町で」 -2

           2  なかは人でごった返していた、なかなか人気があるらしい。男プロレスならまだしも、女子プロレスでこんなに収容が見込めるとはよほど人気カードらしい、それもまだゴング時間まであと一時間。  東京の中心でないから当然、体育館でやるのは以前と同じだ。なんとなく変に安心して居心地よく感じた、切符を買ってゴング開始までの時間をどこかでコーヒー飲みながらくつろごう、今後のこともあるし、それに現在の状況を把握するためにも冷静になって記憶をたどってみよう。  本当はこんなことでなんだが

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          長編『君の住む町で』 Ⅰ-1 少しまどろんでいたら

           がんばって長編に挑戦してみました。なので、気ながにのんびり読んでください。  この物語は前書きなしでは進めない。いくら思い入れがあっても才能ばかりはしかたがなく、読んでもちっともおもしろくなかった、また偶然にこの文章を見たために引き返されなくなった人、義理で最後までちゃんと目を通してくれるやさしい人など、さまざまな人がいるでしょう、読んでいた時間を返してくれ、という声も聞こえてきそうです。  そんななかでも最後まで書けそうなのは、ただ損得なしで文学を愛好する人たちがいること

          長編『君の住む町で』 Ⅰ-1 少しまどろんでいたら

          新しく、飛びたつ文学のために

           人間の解放と自由の段階には、どうやら三段階あるらしい。 食べて生活していく政治経済、ついで便利なサイエンス科学、そしてあらゆる鎖を解き人間性を獲得して創造していく最高段階の反抗的精神。 人間を家畜とか物から引き離していった。 愛のない機械で調理されたものを喜ぶのは家畜であり、自由を知らない科学で制御され指示されたら、人は奴隷だ。 ( ご存知の通り、家庭内の電気はオームの法則で成り立っています。 電圧=電流×抵抗、V=IR、ボルト数=アンペア数×オーム数 ついで電力は、

          新しく、飛びたつ文学のために

          小泉純一郎や橋下徹、小池百合子、 並びにNHK党の立花孝志と、最近の石丸某に共通するアメリカナイズされた劇場型炎上商法は、上っ面の言葉だけが美しくて、底が浅く刹那的で、どこか嘘っぽくて胡散くさい。 なので常にミエと裏切りで内部抗争激しく、自己中心的で国民を見ていなかった。  

          小泉純一郎や橋下徹、小池百合子、 並びにNHK党の立花孝志と、最近の石丸某に共通するアメリカナイズされた劇場型炎上商法は、上っ面の言葉だけが美しくて、底が浅く刹那的で、どこか嘘っぽくて胡散くさい。 なので常にミエと裏切りで内部抗争激しく、自己中心的で国民を見ていなかった。  

           半径1メートルの人間関係とワンコイン500円の金銭感覚、すべての権力は利権にあり

           真っ白な色はくすんで見え、清廉潔白な人は誤解されやすく、虚飾にまみれた人は美しく見せたがります。  それゆえに誰が政治家になっても同じじゃん、という幼い人をターゲットにいたします。 「悪い奴ほど、よく眠る」  自民党をぶっ壊すなんて、上っ面だけの美しく言葉で登場しても、終わってみればなんのことはない、政権下に居座ったり、すり寄ったり、胡散くさい者たちばかり。  小泉純一郎や橋下徹、権力欲に取り憑かれた嘘っぱちな人生の小池百合子さん。  日本人がうっかり見過ごし油断して

           半径1メートルの人間関係とワンコイン500円の金銭感覚、すべての権力は利権にあり

          お笑い都知事選、三国志 利権に食らいつくテレビや新聞の御用メディア、ならびにお仕事求めてヨイショするタレント軍団 VS 再生数で稼ぎたくて食らいつく、ピラニア軍団のネットやYouTuber VS 常に勝ったほうに寄り添う、無関心な人々 おもしろい展開になってきたゾ

          お笑い都知事選、三国志 利権に食らいつくテレビや新聞の御用メディア、ならびにお仕事求めてヨイショするタレント軍団 VS 再生数で稼ぎたくて食らいつく、ピラニア軍団のネットやYouTuber VS 常に勝ったほうに寄り添う、無関心な人々 おもしろい展開になってきたゾ

          いちおう短編、中国には自由がない

           先日の鹿児島県警トップの不祥事件に関する告発問題、身近に接しているはずのテレビ新聞は何かと警察と馴れ合って信頼できないので、他の記者に頼んだら漏えいしてしまった、やっぱり文春しかダメなのかな。  テレビや新聞、新潮など出版社もジャニーズ問題同様に、利害関係で絡め取られて身動きとれずに追及できない、ドラマや出版されている文学には、あんなにヒューマニズムに溢れているのに。  結局ふだんはえらそーに言っても、いざとなったら知らんぷりで気がちっちゃい報道関係者や作家のみなさん、こ

          いちおう短編、中国には自由がない

          ゼロ度の覇権 いいこと、してますね

          ( 先日、 「鹿児島県警のトップである本部長が署員の不祥事を隠蔽したこと」に批判した前生活安全部長が、ある記者に内部漏洩したことで逮捕された事件がありました。この記事はそれ以前に書かれています。 県警のキャリアトップと有力政治家の違いでも、まったく木原誠二事件と類似して、今度も警察官僚の露木警察長官の対応は組織保全という名に隠れて、自分の保全が見えてばかりで、われわれ国民を見ていないようです。 それにしても、身近のテレビ新聞に告発できない、もみ消されるという、警察との馴れ合い

          ゼロ度の覇権 いいこと、してますね

          ゼロ度の覇権 「飛ぶのが怖い」 旧メディア VS 新興メディア

           いまではすっかり為政者の茶坊主になってしまった旧メディアのテレビと新聞、対する何かと粗探しをして再生数を稼ぎたい、ピラニア軍団である新興メディアのYouTubeやネット、すざましい覇権争い、勝つのはどっちだ 。  現代の特徴は、「大衆が完全な社会的権力の座に上ったこと」であり、 「凡俗な人間が、自分が凡俗であるのを知りながら、 敢然と凡俗であることの権利を主張し、それをあらゆる所で押し通そ うとするところにある」  とは有名なオルテガ・イ・ガセットの『大衆の反逆』の言葉

          ゼロ度の覇権 「飛ぶのが怖い」 旧メディア VS 新興メディア

          短編 世界の起源、始めの文学

           1.  フランス語を読めるようになったら、なんだか英語を読むのが虚しくなって、いっちょ前にフランス語で美術論を読んでいたら、びっくりした ギュスターヴ・クールベの L'Origine du monde ( The Origin of the world ) 裸の女性の股間を下から、度アップ 日本の美術誌では見かけなかったので、さすがに写実主義、でもちょっと、ワンダフゥ 慣れてもそんなに見つめられなくて、フランスの美術館職員の若い男性が、ふたり両脇にかついで、それも用心

          短編 世界の起源、始めの文学

           口先ひとつで生き抜いて、中国古代の恵施と「弁者12事」(2)

          Ⅱ.  所変われば人も変わり、時代も変わった古代中国の思想家恵施と弁者12事  世渡り上手、床上手  口先ひとつで生き抜いて  これから紹介する言葉は、荘子と同時代の公孫龍や恵施らが論じあった「弁者12事」といわれ、結果だけが述べられているので、解釈もさまざま。ここでは比較的手に入る中公文庫の森三樹三郎さんの解釈を紹介します。森さんは京都大学を出て大阪大学で教鞭をとり、いわゆる京大学派といわれる人らしい。他の学者たちよりもわかりやすく、ボクには好都合だった。ここでは主に内

           口先ひとつで生き抜いて、中国古代の恵施と「弁者12事」(2)

           口先ひとつで生き抜いて、中国古代の恵施と「弁者12事」(1)

          Ⅰ.  創造の第一条件は反抗であり、  反抗は創造の源である  結局は、暴力装置で守られた官僚制度、  学者と作家の間には近くても深い川があった  古代から、中国では教育ばかりでなく政治経済の方面にも絶大な影響を持ってきた儒教に対して、唯一対抗してきた老荘思想。 老荘思想の影響なしには文学芸術は語れないほどでも、なぜか表看板の儒教者である江戸時代や現代の教育者からあまり喜ばれなかった。 初めに政治経済と教育ありとする統治者から、生活に余裕があってからね、と老荘思想を紹

           口先ひとつで生き抜いて、中国古代の恵施と「弁者12事」(1)

          詩 サラリーがひといち倍もらえて、安心ね

          * 水平線、上げると+、押せばー プラスとマイナス 独裁者がいれば悲惨な人々、金持ちが出てくれば貧乏人が生まれてきます テレビ雑誌で、政治権力者の独裁者や経済権力者の富裕層が溢れでて、ともに傲慢さが特長で、自慢したがるのは世の習い 国民から、あこがれられ拍手されるのは当然でも、なぜか恨みにも似た嫉妬のマグマは深く蓄積されて、噴火されるのを待っていた  田中角栄以来、アメリカにやられたトラウマは消えない いくら日本国内で向かうところ敵なしで威張っても、アメリカによって滅ぼされ

          詩 サラリーがひといち倍もらえて、安心ね