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国のおエライさん、やつらを高く吊るすのは誰だ



われわれには
侵したらいけない象徴というものがあります。
それを侵してしまったら、
われわれ自身もだめになってしまう。
われわれの住んでいる国もダメになってしまう。

たとえばアメリカ合衆国。
アメリカ国民自身が勝ち取った国と、
ご本人たちは自覚している感じです。
その勝ち取ったリーダーが悪いことをしているからって、
弾劾したり、
もしくは最悪の場合処刑されたらどうなります。
国民の代表が処罰されたら、
いったいわれわれ国民は何を信じて、
何を基盤にして生活して行けばいいのでしょう。


そう、最後になったら、
ものすごく悪いこと、
どんなことがものすごく悪いことかわからないけれど、
いいこともやっているし、国民を虐殺していないし、
ましてや国も亡ぼしてもいない。
まあ、いいか、
ということになるかな。
でも浮気したダンナをとことん追い詰めてやる、
奥さんもいることだし、わかんない。

そういうこと、
どういうこと。
事情はわからない、かつてのケネディ大統領、
ホワイトハウスで、女性とワイセツなこと、
てんこ盛り。
でも奥さん知って、逆ギレした他は、
今も歴史に名を残している。
クリントンもそう、
くりんとんクリキンとんくりとりす。
ニクソンもウォーターゲート事件でも処罰されなかった、
刑務所に行っていない。


中国もそうだった。
数え切れないほどの国民が犠牲になった、毛沢東の政治失政。でも誰も、公言できない。
もし誰かが弾劾を主張できるものならば、
いったい中国はどうなるだろう。
いまの中国、
それをつくった象徴的な人物。
もしその人を弾劾したら、
いまの中国そのもの、存在基盤が崩れてしまうだろう。


また話は変わって、
かっての戦争後の日本。
何人かの指導部を悪者にして処刑し、
天皇を新たな象徴として、
国民の心を支える基盤として復興していった。
あたかも不幸のあと子供がいなかったら、
わたしはどうなっていたかわからなかったという母親にも似て、希望の支えとなった。

天皇という象徴がいるから、
心のトップがいるから、
国のトップを、
平気で処罰できることもあるし、悪口も平気でいえる。
でもそのいっぽうで打算的だけでは見ない、
表面だけで判断しない、しっかりモノを見る大人がいることも確かだった。



 (しかし、こうやって話していてもひとつの謎があった。隣の国、大韓民国。じぶんたちが選んだ大統領、辞任したら、どうしてあんなに攻撃できるんだろう。この考察は深く、人間を知る対象にもなるような、どこの国とも違った精神構造があるとか。

 アジア、アフリカにも独自のものがあるのかもしれない。日本や先進国といった国民とは違うもの、そういったもの。頭の精神構造。野生の思考といったら、怒られそうな、じつはこれが本当で、いましゃべったことが隅っこの、単なる一部の考えだったということもある。

 ふと文章を書いていて、別の考えがよぎってしまった。
 何か大切なことを忘れているような、後で研究する機会があらわれてきそうな気がしてしまった)



政治とは、何か。
いったい誰が、これだと断言できるだろうか。


先日新聞で、
ボクはこんな記事が載っていたのを見た。
娘と母親の会話だった。
ありふれた、なんてことがない記事だった。
話の途中で、
父親の話になって、娘がつい母親にいってしまった。

「お父さんって、ただお金を運んで来るだけじゃない」

そういったら、
日頃温厚で優しいお母さんがいきなり怒って、

「それがどんなに大変か、あなた、わかっているの」

ものすごく怒られて、
あたしびっくりしちゃった。
そんなふうに、娘は語っていた。






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