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今更ながらノーコードがバズった理由

2020年も本日をもって終了です。Unifinityという会社に勤めて3年が経過しました。入社当時はノーコードなんて言葉はまだなかったような・・・そして、2020年にノーコードという言葉が大衆ウケしたような気がしました。
今更ですが、何故「ノーコード」が急速に浸透したのかを簡単に説明してみたいと思います。

ノーコードの背景にはやっぱりDX

DX(デジタルトランスフォーメーション)が何なのかはこちらを参考にしていただければ幸いです。


重要なことは、「DXを進める=社内のIT化をすすめる」ってことです。
そのためには、何個か選択肢があります。

ありもののITサービスや製品を使う

どの企業も一番手を出しやすいです。SaaSは当たり前の世の中です。しかも初期コストがかからないことが多い。よって、リスクも少ないわけです。
ただし、DXを進める=改善を繰り返すという観点ではカスタマイズがどこまでできるかが少し不安なわけです。
また、自社のビジネスをシステムに合わすことが前提になります。初期コストはかからないですが、定着させるためにはかなりのコストがかかってきます。
SaaSは長く使わなくてもいいやっていう軽い気持ちで選定するのが良いと思いますし、できないことを運用回避で利用するのはおすすめしません。
運用回避は業務を複雑にするだけで、メリットはほとんど無いはずです。
SaaSがいいのであれば別のSaaSを検討するのがいいと思います。すぐ解約できることもSaaSのいいところです。

スクラッチで作ってしまおう!よし!SIerさん、HELP!

自分たちの業務フローをシステムに合わすのではなく、システムを合わすためには独自のシステム構築が必要になってきます。そこで登場するのがSIerです。大企業の場合、おかかえベンダーがいるのでまずはそこに相談すると、提案書がでてきます。おかかえベンダーがいない場合でも、最近は色々なサービスがあるので、登録すると提案書がやってきます。
提案を聞いて、「よし!ここにしよう!」っと決まるわけです。
結果「はい、リリースは1年後です」っていうのがよくあります。
1年後にビジネスは変わっていないんでしょうか。
DXの定義を見つめ直してください。そう!時代の変化は早いんです。
業務フローなどが変わった際にもシステム変更が反映されるのに時間がかかりますし、システムが足かせになって改善できないこともでてくるのです。
ほら、いまだに謎の業務フローって残ってませんか?

社内の人材でスクラッチで作ろう!

で、ここに行き着くわけです。今までITシステムを社内で作っていた企業はさくさくとDX化が進みます。要件定義も、コーディングもシステム運用だって慣れたものです。でもそんな企業が多くはありません。
そこで登場したのがノーコード開発ツールです。
ノーコードを使うと、そこそこのIT知識でさくっとシステム構築ができてしまうのです。
そこそこってどのくらいかって言いますと・・・
エクセルで関数が使えるくらいのレベルでしょうか。
ちなみに自社でシステム構築をしようとするといいことは、いいことがいっぱいです。
・業務知識を既にもっているので、要件定義がスムーズ
・業務の改善案がすぐに反映されやすい
・トライアンドエラーのリスクが少ない

ノーコードってここ最近のツール?

ちなみにノーコード開発ツールってのはここ最近、登場したのではありません。もっとはるか昔から皆さんのお手元にありました。
そう!エクセルです。
元祖ノーコードって言ってもいいんじゃないでしょうか。

ノーコード注意事項

ちなみにノーコードがあれば万能っていうわけではありません。メリットはいっぱいあるでしょうが、以下のことに気をつけてください。
・なんでもできるわけではない
・要件定義は今までと同じ、またはツールによっては困難をきたす

得手不得手あります

例えばエクセルですが、個人で表計算として使うのは非常に便利ですが、共有して利用するには少し運用が大変です。
用途によって使い分けるのがいいかと思います。

モバイルアプリに特化したノーコードツールはこれだ!

ここで自社の宣伝をさせてください。
Unifinity(ユニフィニティー )はBtoB向け(社内向け)のモバイルアプリを作るには最適です。ノーコードでもちろん作れますし、スマートフォンやタブレットならではのアプリ運用を楽チンにできます。
・OSは問わずに動作
・バージョンだって問いません
・アプリ配布も審査なし
・オフラインでも動作
・バーコードやQRコードだって楽々読み込み
・いろんなシステムとさくさく連携
今使っているITシステムをモバイルからも利用してみたい場合はご検討ください。

ではでは2021年もよろしくお願いいたします。

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