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鳩サブレ in Cox's Bazar

首都ダッカから南へ300km、Novoairのフライトでコックスバザールへ。

コックスバザールは世界一長いビーチを誇るバングラデシュ人に人気のリゾート地。その距離なんと120km!

この国に赴任している弟②とここで待ち合わせ。

折しもベンガル語を国語化させる運動(のちにパキスタンからの独立運動に繋がる)を記念した祝日で3連休、ごった返すリゾート地。

自分なりに様々な地域で感じてきたイスラム教の傾向だが、気候が影響するのか南に行くほど厳格さが薄まって大らかになる。ここコックスバザールも例に漏れず、アザーンは小さく短め。

貝からインスピレーションを受けたような形の漁師船があちらこちらに点在。干潮になると地元の子どもたちが蟹などを捕まえている。

一方でホテルの前は青と白の縞のビーチが立ち並び、波打ち際は大勢のバングラ人観光客が思い思いに歩いている。
不思議なのが誰も水着をつけていないこと。海に浸かっていても、女性はもちろんだが男性も着衣のまま。泳がずに濡れることを楽しんでいる模様。これがバングラムスリム流海水浴。

海に沈む夕陽は格別で、ホテルから吐き出されてきた人々が砂浜に立ちすくみビビッドなオレンジ色の空を一様に見つめている。

迎えに来た弟と無事落ち合い、バックパックの半分を占めていた大量の鳩サブレを渡し、あれこれと積もる話。

アジア最貧国と言われる場所で仕事をして2年目。もぐもぐと手土産を食べながら「鳩サブレはやっぱり旨いな…」と呟く弟よ。私よりデカくなったけどいつまでもかわいい弟よ。いつでも応援しているよ。

この度初めてサポートして頂いて、めちゃくちゃ嬉しくてやる気が倍増しました。サポートしてくださる方のお心意気に感謝です。