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LIVE FOR EACH OTHER

先日後輩がオーナーをしているCapillaryというほとんど誰も知られていない音楽レーベルから出たFAT NIGTHの新譜。ストリーミング配信は随分前にされていていてずっと愛聴していた。レーベルオーナーからの説明は以下の通り。

Dan Hanson(Gt/Vo)、Gabe Gundacker(Key/Vo)、Ted Issen(Ba)、Nik Ritchie(Dr)の四人で結成されたシカゴ出身のインディー・ソウルバンドFat Night( @fatnightmusic )遂に日本デビュー!
Earth Wind & Fire, Hall & Oates, Jamiroquoai, 最近だとThundercat辺りの影響を受けており、ミニマルファンクバンドVulfpeckのように根っこにきちんとブラックミュージックのバックボーンを感じることのできる彼ら。70年代ソウルを彷彿とさせるオールディーズなノリと色気のあるポップな楽曲に、気がつけば腰が体がついつい動いてしまうことでしょう。

過去から現在にいたるブラックミュージックの美味しいところを、やわらかな歌心で綴る今作。時代や人種、ジャンルの壁などを意識しない。そんなことは当たり前で、境目のない世界を、自由に卓越した技術で楽しんでいる。時に先鋭的に聞こえ、時に伝統的に聞こえ、どちらの感覚にも耳が支配されない優しく豊かな世界を構築するバンドサウンドが良い。LIVE FOR EACH OTHERというアルバムタイトルそのままの世界のように思う。Spotifyのアーティストプレイリストを見ると、その音楽世界が幅広いリスナー履歴に裏付けられていることがよくわかる。ちなみにそこには日本のミュージシャン佐藤博の名前も!

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星野源や、ヒゲダンを聞ける耳なら普通に楽しめると思う。また70年代のソウルミュージックを好んだ世代にも愛聴され得る。現代の洋楽の主流になっているオルタナR&Bにもしっかりと呼応している。分断が意識されない非常に豊かなアルバムってない、ありそうでない。絶対多くの人に聞かれるべき!!

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