【心理学】最強の心理技術「好意の返報性」を実生活で使ってみた

「誰かに必要とされたい」「好きになってもらいたい」
社会的な動物である私たち人間はこのように考えることがしばしばある。
しかし、なかなか相手に好意を持ってもらうことは簡単ではないことに気づくだろう。

そんな時、心理学を勉強している中で出会ったのが「好意の返報性」というもの。
これを知り実生活でも使うようになってからは、明らかに周りとの関係性が変化した!今までは淡々とした付き合いしかできなかったが、親密な関係になりより深い関係が築けるようになったと感じている。

「好意の返報性」とは、人からの好意、「好き」「愛してる」という気持ちを与えられると、自分も同じように好意を返したくなる法則のことである。


今日はそんな最強の心理技術「好意の返報性」を私が実際にどのように活用しているかを3つ紹介する。

・お菓子をあげる
・褒める
・感謝を伝える

順に解説していく。

・お菓子をあげる
お菓子なんかで?と思うかもしれないが、これがなかなか有効だと感じる。私は仕事中で近くにいる人がつかれていたりおなかが減っていそうだったりしたときに上げることが多い。相手は自分の気持ちに気づいてくれたことに加え、お菓子をもらったことで、好意を向けられたことに対して自分も好意を返したくなる気持ちにさせることができる。高価なプレゼントなどはあげづらいし、もらった側も重いと感じてしまうが、お菓子ならさらっとあげることができる。気も遣えると思ってもらえるからこれはかなり有効である。

・褒める
褒めることもかなり有効だ。褒められることで好意を感じ、好意の返報性が発動するのもそうだが、褒めるという行為にはそれ以上の効果もある。
日本は人をほめるということをあまりしない文化である。しかし、マズローの欲求5段階説の上位にある「承認欲求」を満たしてほしいと感じている人はかなり多いことは実感してもらえるだろう。褒めるという行為は「承認欲求」を満たすことにつながる。しかも、あまり褒める文化がない日本で積極的に褒める人は貴重であり、周りから好かれる人になるだろう。
私も積極的に人をほめている。教員という仕事柄、子供をほめるのはもちろんだが、大人でも褒められると嬉しいようだ。謙遜はするものの、内心悪い気はしないし、その好意を受けて私にも同じように好意を示してくれる。

・感謝を伝える
「ありがとう」「助かりました!」といった感謝のフレーズを私はよく使う。この感謝を伝えるという方法は、褒めると同様承認欲求を満たすことができる。
しかし、感謝を伝えるは「好意の返報性」を生かした活用方法の中でもトップクラスに有効だと感じるものである。なぜなら、感謝とは否定することが絶対にできないからだ。褒められても「いやそんなことはないなあ」と思うことはあっても、感謝は受け取るしかない。皆さんの経験からも感謝されて嫌な思いをしたことなど一度もないだろう。


最強の心理技術「好意の返報性」を私がどのように活用しているかを3つ紹介してきた。意図せず自分もやっていたというものもあったかもしれないが、意図をもってやってみるとよりその威力を実感すると思うのでぜひやってみてほしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?