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教員1年目のぼくが思う「教員で身につく3つのスキル」

社会人1年目で小学校教員1年目のとっくんです。
よく教員は転職しようにもつぶしがきかないという。理由は教員という仕事が特殊であり扱いづらい人材であること、特に強みとなるスキルを身につけていないというものだ。
しかし、教員をしてみて感じた。確かに分かりやすく「こんなスキルが身につきます!」というものはない。しかし、実はほかの仕事でも必要とされる、そして人としての資質にもつながる「3つの力」が身につくのだ。
それは以下の3つだ。


・リーダーシップ
・説明力
・人を見る力

順に説明する。


・リーダーシップ
最も身につく力が「リーダーシップ」であると感じている。なぜなら教員はそのクラスのリーダーであるから。そしてそれは毎年経験し続けるからだ。

もともとぼくは引っ込み思案だった。人付き合いはできるがみんなの前に立ってまとめることは愚か、人前で発表するだけで赤面症を発症してんぱりまくっていた。
人前に立つことがとにかく嫌でそういった機会からは全力で逃げてきた(今考えたらよく教員になろうと思ったな、、)。

しかし、教員は人前に立つのはもちろんクラスのリーダーとして様々な場面で決断したり導いたりとリーダーシップを発揮する場面がやまほどある。

実際1年前の4月に社会人1年目にして担任を持つことになり
「人前に立つことすらままならなかった自分が本当にできるのか?」
と不安を抱えていた。

最初の頃は慌てふためき、正しい選択ができずに子どもからツッコまれたりブーイングを食らったりした。
しかし、それが毎日続くのでさすがになれてきた。だんだんクラスをまとめることができるようになっていったと感じる。

「自分は人前に立つ器じゃない」「リーダーなんて無理!」と思っている人こそぜひ教員になってほしい。かなり荒療治だったが短期間で「リーダーシップ」をとれるようになる。特に社会人1年目でリーダーを経験する職種は珍しいので、同世代より一歩リードできるだろう。


・説明力
子どもはアホだ。当たり前だ。小学生なんてまだ数年そこらしか生きていないのだから。だからこそ、説明力を鍛えられる。なぜなら説明が下手なら即そのフィードバックを得られるからだ。
ぼくは人に説明することが上手ではない。下手というわけではないが。
教員になってすぐのころは自分の説明力はなく、子どもに「どーいうこと?」とよくツこまれていた。
しかし、だんだん要点を絞ったり構成を考えたりできるようになっていき、今ではすんなり聞き入れてくれる説明ができるようになった。
説明力はどの職業でも必要とされる能力である。教員は授業や学校生活で説明をすることがとても多い。説明力を鍛えることができる職業だと思う。


・人を見る力
教員の仕事の中で特に重要だと思うのが「観察」だ。
いろいろな学級経営や授業についての情報にあふれている。
しかし、それは目の前の子どもたちの実態に合ったものでなければ意味がないと実感した。
実態に合ったものにするためには、まずはひたすらに子どもを「観察」する必要がある。
よくトラブルを起こす子はどのように友だちとかかわっているのか、何を見ているのか。授業についてこれないあの子は教師が指示した後どのような行動をとっているのか。
このように「観察」をしていると、人を見る力が養われる。人を見る力を身につけると相手が何を必要としているのか、賢い人はどのような行動や視点を持っているのかを学び取るなど人付き合いや自分の成長にもつながる。


まとめ
3つのどの力もどの仕事でも、そして日常生活でも活かすことのできる超重要なスキルだ。これらはほかの仕事でも身につくが、短期間で身につけられるのは教員の魅力だと思う。
これから教員になるという人、今教員をしていて自分には何もないと落ち込んでいる人が元気づけられると嬉しい。あなたはこれから、もしくは気づいていないだけで素晴らしい力を身につけているのだ。自信を持ってほしい。

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