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【心理学】知らなきゃ不幸になる⁈心理法則3選

みなさんは人間は合理的に行動する生き物だと思いますか?

私はノーだと思います。なぜなら心理学を学ぶ中で、人間は思考に偏りがあり不合理な行動や選択をするということを知ったからです。

人は愚かです。しかし、どのように人がどのような不合理な選択や行動をしてしまうのか知っておけば、そのようなことを防ぐことができます。

今回は「知らなきゃ不幸になる⁈心理法則3選」というテーマで
心理学オタクの私が日常生活で陥ることが多いと感じるものを3つに厳選して解説していきます。


・認知的不協和の解消

・集団思考の罠

・保有効果


順に解説していきます。

・認知的不協和の解消
認知的不協和の解消とは、自分の考えと行動が矛盾したときに感じる不安を解消するため、考えを変更することにより行動を「正当化」する現象のことです。

イソップ物語の「すっぱいブドウ」というお話をご存じでしょうか?きつねが木にぶら下がっているおいしそうなブドウをとろうとするのですがなかなか取れません。するとキツネは「あのブドウはすっぱくてきっとおいしくないな」と考え、とるのをやめてしまうという物語です。
認知的不協和の解消はこの物語でキツネにおこったことです。
「あのブドウが食べたい」「でもとることができない」という考えと行動の矛盾に不安を覚え、これを解消するために「ブドウを食べたい」という考えを「すっぱいブドウだからいらないな」と変更し、ブドウをとることをやめるという行動を正当化しています。

この認知的不協和の解消は自分が言い訳をしたり何かにつけて挑戦をやめてしまったりするなど日常的に起きている現象です。

自己啓発書を読んで「よし!○○に挑戦しよう!」と意気込んだものの、
なかなか行動に移せないでいる。「今日は忙しいから明日から行動しよう」など何かしらの言い訳を探して「行動しない」という自分の行動を正当化しています。

しかし、認知的不協和の解消という心理法則を知っておくと
「あ、また認知的不協和を解消するために行動しない言い訳を探してるな。。」と自分を客観視でき、正しく行動できるようになるでしょう。

・集団思考の罠
これは組織などの集団で陥る思考の罠である。

集団思考の罠とは、集団で物事を決めるときに集団の意見一致を優先させて不合理もしくは危険な意思決定をしてしまうこと
である。

これはとても賢い人たちが集まる大企業などでも起きることである。
「この計画はどうだろうか?」という計画実行の話し合いの場面などで、本当はいろいろなリスクがはらんでいるのに、集団で考えるときはそういったリスクを軽んじでしまい結果失敗してしまう。

この集団思考の罠には学校に通ってる人や会社で働いている人達も注意すべきである。集団で何かしらの意思決定をする際、「なんとなく賛成の流れだなあ、じゃあ自分も賛成でいいや」と考えてはいけない。
「まずい、みんな集団思考の罠に陥っている!まだ明らかになってないリスクはないか?」と考えられるようになると、頭の切れるひとになれるだろう。


・保有効果
「別にいらないけどこれを手放すのは何か気が引けるなあ」
ということはありませんか?

これは保有効果によるものである。

保有効果とは、自分が一度所有したものに対して突然価値が上がり、手放したくない気持ちを抱く傾向のこと。

保有効果の危険性は
いらないものを持ち続けてしまう、ということにある。

例えば物を買うときに「返品保証」ってありますよね?
あれはまさに保有効果を狙ったものだ。
「返品できるなら最悪返せばいいから買ってもいいな」と考えて購入する。しかし、1度手にすると保有効果により価値が高く自分にとって必要なものだと感じるようになる(たとえあまり必要のないものであっても)。

「これ捨てたくないなあ」「手放すには惜しい」と思ったら立ち止まってほしい。それは保有効果によるものではないか?本当に自分にとって価値のあるものか?と自分に問いかけてほしい。


まとめ
人間がどれほど愚かな選択をしてしまうのかわかっていただけたでしょうか。
人間は合理的に行動しているように見えるが、実際はかなり不合理である。
こういった不合理な行動や考え方をしてしまう、ということを知っておくことで上述したような罠に陥ることはなくなる。そうすれば正しい選択ができ不幸な人生にはならないだろう。

このような心理学の知識をこれからも発信していくので、気になる方はフォローよろしくお願いします!
ありがとうございました!

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