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個人が成長できるリハ組織は「経験」と「内省」がデザインされている


ご覧いただきありがとうございます。

理学療法士として本業をしながら、リハビリテーション組織のマネジメントについて考え向き合っている徳嶋慎太郎です。

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この記事を読むと、個人が成長できる組織を作るためには経験と内省の機会をデザインすることの大切さがわかります。

早速いってみましょう!


「成長」には「学習」が必要


まず、この記事においての成長を定義します。

成長とは、遂行できなかった物事を遂行できるようになること、とします。

この物事をセラピストで考えます。

その中には専門的な事もあれば、社会人基礎力的な事もあると思います。

それらが遂行できるようになるためには「学習」が必要です。

学習することで成長することができます。


「学習」には「経験」が必要


次に、学習の定義です。

学習とは「経験により比較的永続的な行動変化がもたらされること」

中島義明(監修)(1999)心理学辞典.有斐閣.

この定義から、学習には経験が必要であることは明白です。

また、学習と経験を語る上で、kolbの「経験学習サイクル」という概念は外せません。

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図 以下引用文献
Kolb, D. A.(1984)Experiential learning: Experience as the source of learning and development. Prentice Hall.


経験→内省→概念化→実践→経験→...

上記のサイクルを繰り返すことを経験学習としました。

学習の起点は経験だということがよくわかります。


「経験」を「内省」して学習を促進する


経験の後、内省をします。

ここで言う内省とは、ある経験をした後、自分自身でその経験を振り返り、分析する行為を指します。

内省をしなければ、経験しっぱなしと言う状態になり、経験から得られるものが無くなってしまいます。

内省する時、経験した内容をA4用紙1枚に書き出すことをおすすめします。

どんな経験をしたのか?

その経験を通して気づいたことは何か?

その経験を通してどんな感情を抱いたか?

など、色々な問いを立て、書き出すことで整理します。

そうすることで経験しっぱなしと言う状況を作らないようにします。


マネジャーは経験と内省をデザインする


さて、現代のリハビリテーション組織において、内省する機会が少ないと私は考えます。

疾患別リハビリテーション料という制度である以上、セラピストの時間は重要な経営資源とも言えます。

経営上、セラピストの実働時間の内、多くは疾患別リハビリテーションに割かれる状況です。

それはそれで大切なことです。

しかし、内省をする時間が不足する可能性があります。

マネジャーは、実働時間と各業務を整理、分析して、スタッフが内省できる時間をデザインすることも大切だと考えます。

例えば、毎朝10分、順番にマネジャーとの1on1をする時間を作り習慣化することもひとつの打ち手ではないでしょうか。

まとめ


いかがでしたか?

成長するためには学習が必要で、学習するためには経験と内省が必要で、マネジャーはそれらをデザインする必要があると言うことをお話させて頂きました。

業務のマネジメントをする立場であるマネジャーの皆さんには是非検討して頂きたいテーマです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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いつも読んでくださりありがとうございます!サポート代は、面白い記事が書けるためにも勉強代に活用させて頂きます!(少しワインにゆくかもですw)