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マーケティングを学ぼうという姿勢が日本になかったことが、現在の日本企業の苦境を作っているのではないか。

2016開催のワールドマーケティングサミットの速記録をこちらにもポストしておきます。

基調講演は御馴染みのコトラー教授とネスレ日本の高岡社長コンビでした。

漏れや間違いがたくさんあると思いますので、気づいた方はご指摘頂ければ幸いです。

【コトラー教授】

■教育は記憶力ではなくクリエイティブ力を刺激する方に変わるべきである。

■創造的な破壊こそが経済を前進させる

■日本はIoT業界におけるリーダーになれる可能性がある

■日本はファッションとデザインにもっと興味を払うべきである

■日本はもっと文化を輸出することに力を入れるべきである

■アジアの世紀が到来している

■日本はアジアの一員であるというメリットであり、それをもっと活かすべき

■マーケティングは昔、商品を作ってからどのように売るかに力を入れていた

■現在のマーケティングは、どのような商品を作るべきかという、企業プロセスの前の方にシフトしている。

■CMOは全ての時間をマーケティング部門の人間に使うべきではなく50%以上の時間を財務や製造責任者など他の部門とのやり取りに使うべきである

■自分の会社がマーケティングウェイを軸にした会社になっているかをつねに意識すべきである

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【ネスレ高岡社長】

■ネスレ日本の社長になった際、縮んでいく日本市場において、いかに成長し利益を上げるかに挑戦し、世界の先進国におけるモデルを作り上げることに注力すると宣言した。

■コトラー教授に3年前にお会いした際に、日本はバブルまで非常に進んだ国で、マーケティングも進んでいる国だと思っていたのに、なぜバブル後こんなに苦労してしまっているのか、と質問された。

■あくまでバブル前は日本は、勤勉な労働力を安いコストで活用することができていたことが成長の源だった。
 マーケティングを学ぼうという姿勢が日本になかったことが、現在の日本企業の苦境を作っているのではないか。

■ネスレ日本も2010年まではマイナス成長だったが、2010年以降は売上も利益も高い水準を達成することができた。
 ネスレ日本の成功はネスレ社内でジャパンミラクルと呼ばれている。
 
■その成功のカギとなっているのがイノベーションとリノベーションへの注力。
・顧客が気がついていない問題を解決することがイノベーション
・顧客が気がついている問題を解決することがリノベーション

■顧客が気がついていない問題をどのように調査して見つけるのかという問いに答えはない

■現在はリノベーションで解決できる問題はほとんど残されていない

■20世紀は製品を軸にしたイノベーションが中心だったが21世紀におけるイノベーションは製品が軸ではなくインターネットなどを活用した新しいイノベーションになっている。

■ネスカフェアンバサダーも、インターネットを軸にしたイノベーション

・オフィスでは缶コーヒーが飲めたり近くにコンビニがあったため誰もこの問題には気づいていなかった
・我々もなぜアンバサダーの人達が無償で自分でリスクをとり定期購入をしたり掃除をしたりしてくれるのか分かっていなかったが、感謝をされたり、コミュニケーションの場ができること自体に価値があると分かった。
・この根底にはコトラー教授がマーケティング4.0と定義する新しいこれからの新しいマーケティングのヒントがある。

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なお、今年のワールドマーケティングサミットの申し込みはこちら


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noteプロデューサー/ブロガー。 ビジネスパーソンや企業の、ブログやソーシャルメディア活用の可能性を日々試行錯誤してます。 アンバサダープログラムのアンバサダーも担当中。 書籍「顧客視点の企業戦略」「アルファブロガー」を書かせて頂きました。