書籍「2050年のメディア」は、日本における新聞とネットの戦いの歴史を学ぶのに、最適な一冊だと思います。
私も2050年のメディア読みましたが、これホント面白いです。
タイトルから、未来のメディアの生き残り方を想像して買うと、裏切られたと感じる方もおられるようですが。
この30年ぐらいの、新聞とYahooの連携と戦いの歴史本と思って読むと、かなり骨太のドキュメンタリー的に楽しめます。
特に私のようなインターネット老人会のメンバーは、知ってる人もたくさん出てきて実に生々しく読めて楽しいんですが。
過去の歴史を知らない若い方こそ読んでほしいですね。
最初にヤフーに安く記事を配信したのが新聞の終わりの始まりだったと語る新聞社の方は少なくない印象ですが、当時の経緯を赤裸々に読むと、そんな簡単な話ではなく、新聞大手がいかに、イノベーターのジレンマに苦しんできたかがよく分かると思います。
読み終わってやはり気になるのは、これからどうなるか、なんですが。
タイムリーにヤフーとLINEの連携の話とかも出てきてますし、これから30年も色々ありそうな気がしますね。
メディアの歴史を勉強されたい方には、オススメの一冊ですので、是非どうぞ。
ちなみに、メディアの歴史をさらに過去にさかのぼって勉強したい方にはこちらの3冊も推薦しておきたいです。
■読売新聞の今の基礎を作った正力松太郎についてまとめた本
■1970年代に新聞社がどのようにIT化をすすめたかをまとめた本
■テレビが黎明期からどのように市場を拡大していったかをまとめた本
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