これからはインフルエンサーを道具として使うのではなく、どう関係をつくるかが鍵になる
昨日のDigidayHotTopicで、クロージングスピーチをされたニューバランスの鈴木さんのセッションもメモを取ったので、こちらにシェアしておきます。
個人的にも昔メチャ影響を受けたディッピングポイントと、今年1番影響を受けたカメラを止めるな!の話を連動して話されていたのがハイライトでした。
日本の広告業界では、インフルエンサーマーケティングというと、インフルエンサーにお金を払って告知してもらうこと、になりつつある印象がありますが。
「資本関係ではなく社会関係」になっていくという話は、アンバサダープログラムでお金を払わずに自然なクチコミを生み出そうと努力している側の人間としても、大変勇気をもらえる示唆でした。
デジデイに鈴木さんの寄稿記事も出てますので、合わせて読むのをお勧めします。
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■発見する、つなげる、体験する、インフルエンサーのミライ
ニューバランスジャパン 鈴木氏
■人間的本質とは社会諸関係の総体である
■社会関係を可視化するビジネスが急拡大している
メルカリとかUberとかairbnbだったり。
従来はお金のやり取りである資本関係が軸だったが、今は社会的関係が軸になり得る。
■インフルエンサー
存在するだけで影響与えてる
Alpha Boat
5minitues on our boat
■少数者の法則
マルコムグラッドウェル「ティッピングポイント」
・インフルエンサーの3つの役割
・コネクター(媒介者)
・メイヴン(通人、情報通)
・セールスマン(伝えるのが得意な人)
インフルエンサーでフォロワー数だけを見ていると1番しかないことになる。
それでは本当の意味でのインフルエンスはおきない
■アスリートとスポーツブランドの関係も近い
消費者と商品だけでなく、アスリート自身にブランドの一員と感じてもらう必要がある。
■どうやるのか
・まずメイヴンから始める
ブランドにどういう可能性があるのか
彼らがどういうことを考えているのかを発見する
・次にコネクター
人に限らずプラットフォームや場所でも良い
・最後に強力なセールスマンが必要
商品を体験するストーリーや、商品のデモや説明が得意な人につなげる
■スニーカーのケース
・スニーカー好きのメイヴン
・原宿の店舗で繋がる
・スニーカー芸人で3Dスキャンを良い形で紹介してくれた。
→体験したいという人が多数来店した
■カメラを止めるなのケース
・通人:年配の映画ファン、町山智浩、一般の映画好き
・媒介者:新聞の映画評、映画祭、新聞・ラジオ、アスミックエース、TOHOシネマズ、ツイッター
・セールスマン:役者、関係者、上田監督、水道橋博士、指原莉乃
■ダウンジャケットのケース
・ダウンジャケットが売れそうなポテンシャル層のトライブ発見と投稿/使用傾向の分析
ニューバランスはスニーカーのイメージが強いので、既存顧客ではないところから。
・11のトライブを抽出し、そのうち4つに絞ってアプローチ
・韓国トライブとミニマリストトライブのリーダーをレセプションに招待
・ダウンジャケットに対する反響がみえた。
・青山学院大学マーケティング学科小野教授のワークショップ授業でインスタストーリーズを作成
■インフルエンサーにおける3つのポイント
・IMMERSIVE 没入感
・ADAPTABILITY 適用性
・INSTANCY 即時性
マーケティングではインスタ映え的なことだけでなく、製品の特徴がちゃんと伝わることが大事になる。
またライブ配信がこれからのテーマになるのではないか
■Fearlessly Independentの事例
#君の強さは
■これからはインフルエンサーというものを、道具として使うものではなく、彼らと一緒に同コミュニティを作っていくのか、社会的な関係をどのように作り出すことができるか、ということを考えることがポイントになると思う。
ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。 このブログはブレストのための公開メモみたいなものですが、何かの参考になりましたら、是非ツイッター等でシェアしていただければ幸いです。