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縁とは不思議なもので。


私には有難いことに1ヶ月のうちに何度も会う友人がいる。

彼とは仲良くなって6年ほどになる。Twitterの共通の知人を介して出会ったご縁だ。

当日に今日会えませんか?と連絡をしても、空いていると会えますよ~と連絡が返ってくる。というか、ほぼほぼ会う時は前日か当日に決まる。

この気軽さ、フットワークの軽さが大変有難いし、居心地が良い。

彼とはLINEは交換しているけれど、連絡はTwitterのDMでしている。会う前以外は連絡はほとんどとらない。しかも仲良くなって6年も経とうとしているのに未だに敬語で話している。

でも会うと話が止まらないし、会わない間に話したい話をストックしているぐらい聞き上手で話したくなる雰囲気や間合いを作るのが上手な人だ。

よく会う仲だから私のお気に入りのお店、行きたい場所にはかなり付き合ってもらっている。最近は一緒にシーシャにハマっていて、横並びのソファーで何気ない話をシーシャの水蒸気の味がしなくなるまでするのだった。

良さげなパフェを出している喫茶店を見つけると、行きませんか?と誘い、早起きをして行列の先頭に並んだり、お互いにパートナーが出来る前は足繁く東京大神宮に一緒に通ったりもした。


彼が京都に移住したときはそれはそれはもう寂しかった。こんなに気軽に声をかけられる人は他にいない。6年の間の私の残念なかっこ悪い恋愛も、持病で具合が悪くて人が変わったようになってしまった私のことも全部見守ってくれていた。

しかも余計なことは絶対に言わないのだ。でも欲しい言葉はいつも絶対にくれる。

男女の友情は成立しないと世の中では言われている。(正確には私たちはシスジェンダーではない。本来は当てはまらないのだけど、便宜的に敢えて使う)

人によるし場合によるとしか言えない。恋愛的な感情がないのは確かだけれど、それに近い友愛を私は彼に捧げたい。

私たちの間には確かな友情がある。酸いも甘いもあった、お互い大変な6年間だったけれどこれからもこのままの距離感でいられたらいいと強く思っている。

親友だなんて小っ恥ずかしいけれど、親友と言われて浮かぶのは彼の顔だ。


「もし私が結婚したらスピーチやってくださいね。」と言ったことがある。

すると彼は「スピーチでも余興でもなんでもやりますよ。」と答えてくれた。


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