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「うつ」が良くならない理由


こんにちは、トクです。本日もお読み頂きありがとうございます。
今日は、うつ病歴10年以上の経験から、うつ病が良くならない理由についてまとめてみました。

一般的に言われていることとは少し違っている点もあるかと思いますが、すべて私の経験からのお話ですので間違ったことは言っていないという自負はあります。

現在、うつ病で苦しんでいる方とそのご家族の参考になれば嬉しいです。

①「うつ病」が治らない

うつ病は充分な休養と適切な薬の服用で改善される病気です。軽度の場合で1ヶ月から3ヶ月の、中度の場合でも半年から一年の休養で良くなるものなのです。

ですが、中には私のように一年、あるいはそれ以上の休養を取っても良くならない場合があります。

一度良くなっても、時間をおいて再発を繰り返す反復性うつ病もあります。

では、どうして、うつ病が良くならないのか、また、再発を繰り返してしまうのか。私の失敗談からお話ししていきましょう。

②頑張り過ぎない

私のように、うつ病を何度も繰り返してしまう場合、「反復性うつ病」とか「慢性うつ病」、「難治性鬱うつ病」と呼ばれます。

病名は何にしろ、うつ病が良くならないのはとても辛いことです。私は何度も再発を繰り返し、休職と復職も繰り返しました。

一度目の休職は6月から翌年の3月末までの10ヶ月にも及びました。このうち最後の1ヶ月間はリハビリ勤務に当てています。

リハビリ勤務を終えると、新年度になったので部署の異動がありました。私が、うつ病を発症する以前に7年間働いていた部署に戻されたのです。

慣れた仕事で再起しなさいという人事担当者の配慮からでした。その部署には、昔からの知り合いやよく知った先輩、後輩、同期の職員もいました。

再起を図る環境としては申し分ないと思われました。ところがこの部署で、うつ病を再発させてしまったのです。

始まりは単純なことでした。よせばいいのに同期の人間に給与の額を聞くと、私より数千円多かったのです。

当然ですね。私は前年度のほとんどを休職し、仕事をしていないのですから。ところが、この当然のことを当然と受け入れられなかったのです。

なんとか、一年で遅れを取り戻して給与の額を同額にしてやろうと頑張ってしまったのです。この部署では自分が一番仕事ができる。といった自負もありました。

この頑張りは、夏場までしか持ちませんでした。次第に仕事に行くのが苦痛になり、無理をして仕事に行くと今度は家に帰るのが苦痛になってきました。

当時、3歳の長男と1歳の長女の存在を疎ましく感じてしまいました。本来なら、可愛い盛りの子供達と接することが苦痛に感じられてしまったのです・・・。

焦燥感と不安感に倦怠感も加わり、いよいよ、にっちもさっちもいかなくなってしまいました。

自分では入院するしか手はないと思い、上司に現況を相談すると「俺も入院を勧める」と言ってくれたため思いきって入院することにしました。

職場復帰したとはいえ、うつ病が完治した訳ではなく寛解(症状がなくなった状態)だったのに、普通の人以上の仕事をしたのですから再発するのも当然ですね。

これは、頑張り過ぎが再発を招いた失敗談ですが、次は休養の取りすぎも再発に繋がった失敗談をお話ししたいと思います。


③休み過ぎは逆効果

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