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新年を迎えた感じがしない話と2022年に読んだ本の話(2022/12/31の日記)

2022年12月31日の日記と言いつつ完全に新年を迎えてからの感想だけど、2023年になった気がまったくしない。ダ・ヴィンチ恐山さんのウロマガの音声を聞いていたらいつの間にか年が明けていた。なんだか全く実感がない。

思えばいままではyoutubeなどで新年のカウントダウン配信とかを見ていた気がする(もしくはテレビでカウントダウンを見てた)。

ああいうのを見ていると配信者さんの年明けたときのテンション高い声で「年明けたんだな~」と強く実感することができると思うけど、そういうのがないと本当に何も思わないんだなーと感じた。

なんだか味気ない気持ちもあるのでこれからは無理にでも何かしらやった方がいいかもしれない。今年は明けるときに何かしらカウントダウン的なものを見ようと思うけど普通に忘れていそうではある。

あと昨日は2022年に読んだ本をまとめた。確かやるのは3年目くらいだったと思う。

今年読んだ中で一番よかった本は未来のイヴか少女地獄。

未来のイヴは終のステラというゲームのセリフで間接的に言及されていたので読んだ。「エワルドのためのハダリー」が云々というセリフだった記憶があるけど、読んでもあそこでわざわざ引用する意味ってあったんだろうかという疑問はある。ただテーマ的には近い感じがするのでもう一度終のステラを読み直してみるとまた違った発見があるかもしれない。

未来のイヴの小説自体は非常に良かった。何が良かったのかというと倒錯している点である。

今までの傾向を見るに自分は倒錯した考えを抱いている人を描いた作品を見ると結構好きになりがちだ。本作もエワルドの考えが現代的な目線から見るととても倒錯しているように思えたので面白かった。

倒錯と言ってもありふれた倒錯では自分は興味を持たないことが多い。よくある変な人を描かれても「そういうの見たことあるよ……」と思ってしまい食指が動かないのだ。倒錯したキャラが見たことない変態性を発揮してようやく面白いと感じる。

本作でもエワルドはいままで見たことない倒錯的な嗜好を持っているので新しいものを見た感じがした。100~150年くらい前の作品だけど新しさを感じる。そういった点が良かった。

少女地獄に関しては以前以下の記事で書いたので省略する。ただ1つだけ書いておくと夢野久作はドグラマグラの印象が強すぎて他の作品が過小評価されていると思う。ドグラマグラよりもこっちを読んだ方が完読しやすいし絶対に面白いはず(オススメ)。

あと読書メーターを見たら2022年に読んだ本は75冊だった。自分としては多くもなく少なくもないという感じ。本によって読むスピードは全然違うので冊数は意味ないけどなんとなく100冊くらいは読みたいという気持ちがある。哲学書とか難しい本でない限りは3日に1冊くらいは読めると思うので100冊はいけそうな気がする。

とりあえず今年の目標として100冊を目指してみようかなーと思う(年末には忘れてそうだけど)。

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