オンライン教育サービスClass Centralとその使い方について
この記事では、Class Centralという新興のMOOCを紹介します。私自身、Class Centralについて知ったのは最近でした。これまでedXやCourseraといったこのブログでも紹介してきたサービスについては利用してきたのですが、4月に入り「アイビーリーグの講義が無料で受けられる」という記事を見て初めてClass Centralというサービスがあるのを知りました。
edXやCourseraが「アイビーリーグの講義」という視点から見れば豊富であるとは言えないことから、Class Centralは他より優れたサービスなのではないか？と考えています。
また、実際に使ってみると、Class Central自体はオンライン講義のカタログのようなもので、オンライン講義のプロバイダはedXやCourseraだったりする場合が多く、そういった点でClass Centralが他の類似サービスに比べて異なる点だと思います。
記事の最後にClass Centralの登録の仕方についても記載しましたので、参考になれば幸いです。
MOOCとは
MOOCというのは、日本語に訳すと「大規模公開オンライン講義」という、オンライン講義を集めたプラットフォームのようなサービスです。そして、そのMOOC サービス界隈がいまとても盛り上がっています。なぜなら、世界中で大学が休講になる中でこうしたサービスを使って学習を進める学生が増加しているからです。
こうしたサービスはいわゆる「学生の特権」ではありません。登録すれば誰でも学ぶことができます。Hans Rosling他著"Factfulness"にもあったように、時代に合わせ知識をアップデートすることが重要です。そうした「学び直し」を行う場としてもMOOCを活用することにはメリットがあり、学生のみならず全世代においてMOOCへの関心が高まっているとも言えるでしょう。
Class Central概観
Class Centralが良いところは、ユーザーの評価が高いコースが見れるところです。下の画像の「Browse Our All Time Top 100」を押すと、ランキングを見ることができ、どのコースが世界で人気なのか知ることができます。それによって自分が学ぶものを決めたりなど、取りたいコースのヒントを得ることに使えるのでとても便利です。
ランキングを見ていると、あることに気づきます。コース名の下に「Coursera」や「edX」など他のMOOCサービスの名前が書いてある… この後コース受講登録をするときにわかりますが、Class Central自体はオンラインコースのカタログのようなもので、実際にコースを受けるためのプラットフォームはCourseraやedXなどの別プラットフォームになります。したがって、これまでedXのコースはedXで、CourseraのコースはCourseraでそれぞれ検索したり良さそうな講義を探していましたが、Class CentralがあればedX・Courseraなどのプラットフォームの違いによらず一個のサービスで講義を探すことができる、これこそがClass Centralの強みと言えます。
したがって、edX・Courseraのユーザは今後Class Centralをフロントに使い自分の登録したコースを管理するという使い方がベストであると考えられます。
edXとCourseraなど複数のサービスを行ったり来たりするの面倒ではありませんでしたか？Class Centralがあればそれがなくなります！そういう点でClass Centralはとても良いサービスだと思います。
コースの探し方
ホーム画面の右上に、Subjects、Rankings、Newsというメニューが用意されています。このすべてがコースを探す上で役立つものとなっております。それぞれについて、これから説明していきます。
Subjects
日本語に直すと「科目」に近いような意味です。Computer Science・Mathmatics・Business・Data Scienceなど、edXやCourseraにもあるような科目からコースを選ぶという人にぴったりのメニューです。
Rankings
人気なコースのランキングが提供されています。2019年に人気だったコースやユーザの評価が高かったコース、サービス開始以来の人気コースのランキングが提供されており、世界的な学習のトレンドを自分の勉強に反映させたいという人にぴったりのメニューです。
News
最新の教育トレンドなどを記事として紹介してくれます。例えば、下にリンクを貼った「コロナウィルス起因の無料オンライン教育」というUdemyや他の教育サービスが提供する無料コースをまとめてくれている記事などがあります。MOOCのカタログとして機能しているClass Centralならではの機能と言えるでしょう。これはコースを選ぶ際に常々使うものではないと思いますが、時々目を通し自分に合うコースを探すと意外な分野の興味が湧いたりするかもしれません。
Class Centralに登録しよう
Class Centralのトップ画面は下のような感じです。デザインがスッキリしていてイマドキですね。右上のRegisterボタンを押下して登録します。
Registerボタンを押下後、登録用のポップアップ画面が立ち上がります。GoogleやFacebookのアカウントを使ってClass Centralに登録するか、e-mailとフルネーム・パスワードを記入して"Sign UP"をクリックすることで、登録ができます。
オススメはGoogleかFacebookのアカウントを使って登録することです。パスワードの管理が面倒くさいので、複数のサービスのためのサインイン用のアカウントはどれかにまとめてしまった方が楽です。
…これだけ！簡単ですよね。
これで 登録は終わりです。自分が興味のある講義・コースをプラットフォーム非依存な形で探すことに役立つと思いますので、いかがでしょうか。
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