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<知っておくべき>家庭における火事対策 第十五回 中古スマホや中古タブレットの出火リスク

家庭での火事を予防するためのシリーズ第十五回。
今回は「中古スマホや中古タブレットの出火リスク」の解説です。

新品のスマホは値段がかなり高くなり、そのために中古で安くスマホを買う人が増えてきました。
中古スマホや中古タブレットは多くがバッテリーがずいぶん劣化していて、フル充電時も使用できる時間が短くなっています。

使用時間の方を気にしてもバッテリーが劣化している事をあまり気にしない人も多いです。
バッテリーは劣化するほど膨らみやすくなり、膨らみだすと絶縁不良やショートなどで出火するリスクが上がっていきます。

「第十三回 リチウムバッテリーによる火災をどう防ぐか?」

でも解説したように、リチウムバッテリー搭載品は金属ケースの中に保管するようにすると万一の出火の際も住宅が燃えるのを予防する事ができます。

それ以外にも「中古で買ったスマホやタブレット、ノートPCなどはバッテリーを新品に交換する」もおすすめです。

しかし一度でもメーカーや契約店以外でバッテリー交換や修理したスマホやタブレットはメーカーでの対応ができなくなります。
中古で買ったスマホやタブレットの多くはメーカー以外のお店でバッテリー交換をする事になりますが、それらのお店は純正のバッテリーは交換部品としては扱っていません。

このようなお店でバッテリー交換を依頼する場合は、「使用されるバッテリーは本当に安全な物か?PSE対応のバッテリーと記載されていてもそれは本物か?」をよく確認してからお店を選んでください。

  

家庭における火事対策シリーズの第一回目はこちら
一回目から順番に読んでいきましょう。

<知っておくべき>家庭における火事対策 第一回 序章


次回:「収斂火災」