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リアルタイムを繋ぐSNS

SNSが普及した昨今ですが、SNSの利用シーンはさまざまですよね。
日常の呟き、弱音や愚痴の吐き出し、何かしらの活動をしている人なら宣伝だったり、情報収集もできたり。
LINEやInstagram、Twitterなど主要なSNSでは共通してタイムライン機能やチャット機能があるのが当たり前で、他にも通話機能なんかもメジャーですよね。
また、配信機能=ライブ機能も主流な機能として流行ってきました。

今回の記事では「リアルタイムを繋ぐSNS」として、人と人の繋がりをタイムリーにしていくSNSの機能性について書いていこうと思います。

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機能別に見ていく

ざっくりとリアルタイムを繋ぐSNSといっても、SNSによって特徴や機能は様々ですので、複数のSNSで共通する機能ごとにどのような使い方・繋がり方をしていけるのか考えてみようと思います。
まずはタイムライン・ライブ配信・24時間で消える投稿の3つを機能ごとに取り上げてみます。

タイムライン

まずはタイムライン。これは知る限りどのSNSにもある機能です。
簡単に説明すると、ユーザーの投稿が時系列に一覧化されているもの。何年何月何日の何時何分に投稿されたものなのか、誰が「いいね」やコメントなどの反応をしているかが見られる機能です。
TwitterやInstagramの「ホーム」、それらを追うように追加実装したLINEの「タイムラン」があたります。
これは先述の通り、投稿した日時と内容が時系列に流れていくため、今現在の話題やフォローしているユーザーの動向や思考を掴めるので、リアルタイムから過去まで遡って情報を得られる、インターネットの高速データ通信ならではの産物ですよね。
Twitterの投稿画面に表示されるように「今何してる?」がわかる機能で、何年か前に「~なう」という言葉が流行ったように、まさにリアルタイムを繋げている機能といえるでしょう。

「ユーザーの今」を知ることができるタイムラン機能ですが、ぱたりと投稿が途絶えた人がいると何かあったのか?と心配されるということも。普段から一定数投稿している人が長期間離れるときにはひとこと言った方が心配をかけないという、やや面倒な点もあります。

「今」どこにいる何をしているかという情報を得られるタイムランは見ている人どうしのリアルタイムを繋いでいる機能の代表ですね。

ライブ配信

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次にライブ配信機能を見てみましょう。ライブ配信はテレビで言うところの生放送です。
以前はニコニコ生放送やツイキャスなど、動画サイトの配信枠をとって、特に配信を通じた活動を行っている人がやる、というのが主流でしたが、最近ではInstagramLiveやTickTockLive、LINELiveなど、誰もがSNSの中でより気軽に、いつでも簡単に行えるようになりました。

友人とコラボ配信、暇つぶしにライブ配信など、SNSの機能として浸透したことで身近な存在になりつつあるライブ配信機能。ライブ配信中のコメントを通して会話をできることもあり、配信者と視聴者という関係性で人々のリアルタイムを繋ぎます。

また、「凸待ち」では配信者側に視聴者側から1人から数人が参加して会話することもあります。通話とも違った時間の共有の仕方で面白い形ですよね。
配信者・コメント・配信への参加などの関わり方で、その場で思いついたことを伝えたり、要望を聞いたりし合ってライブ時間を作っていきます。

マイペースに見られる「情報の共有」をするタイムラインに比べて、ライブ配信はよりリアルタイムでの「時間の共有」感の強い機能です。

24時間で消える投稿

次に24時間で消える投稿です。こちらはストーリーズというとピンとくるのではないでしょうか。Instagramを初めとして、Facebook、LINEでも次々に追加実装された機能です。Twitterでもフリートという名前で短期間実装されましたが、ユーザーニーズに合わないという判断で停止してしまいました。
ストーリーズは投稿から24時間で自動的に消える画像・テキストの投稿で、タイムラインより気軽な内容をポイっと投稿できる機能です。

例えば、Instagramでは綺麗な写真や編集した画像をホームに残したいけれど、今来ている場所の景色をひとまず共有したい!というような場合にサッとカメラを回し、写真や動画を数秒で投稿できます。そして、手間をかけずとも24時間たてば投稿は削除されるので、映えなどを考えなくていいという気軽さに需要があるようです。

また、写真や動画でなくともテキストのみの投稿も可能です。
リアルタイムな繋がり」として例をあげるなら、「今から渋谷で買い物付き合ってくれる人いない?」とストーリーズで投稿した場合。
新規投稿の印を見た他のユーザー(友人)が「あ、今から渋谷行ける!」となると、その投稿に対してコメント・メッセージを送れます。
そこからやりとりを開始し、待ち合わせなどしてパパっと友人に会う流れにたどり着けるわけですね。
他にも、どこに行く・来ているなどに対して、たまたま付近にいる友人から連絡が来るパターンもあります。リアルタイムな発信・受信をしているからこそ、出先で友人と会えるという偶然を見つけやすくなるのは面白いですよね。

「今」を発信することで友人に呼びかけ、反応を求めるという使い方はインターネットネイティブ世代では当たり前な使い方ですね。

位置情報で繋がるSNS

機能とは別に、位置情報で繋がるSNSについても触れておきましょうか。
最もメジャーな位置情報を利用したSNSはzenlyですね。使っている人も多いと思います。
zenlyを始めとした位置情報共有SNSは、ユーザーどうしで「今どこにいる?」を共有することをメインとしたものです。
リアルタイムで更新される位置情報を見ることで、例えば休日に「遊べる?」と聞く前に相手がどこで何をしているか見られるため、誘いやすさや時間・手間の省略が狙えます。
数時間家にいれば寝てるのか?外出していればそれとわかりますし、パートナーと動いていることが伺えれば聞く前にデート中か、とわかるので別の人を誘おうと考えられますね。

また、待ち合わせでも細かい位置情報を見ながら迎えるので、人混みなどで非常に便利なSNSです。従来のような「何が見える?」「どの辺にいる?」というやりとりをせずとも近くに向かえるのがいいですよね。

位置情報をわざわざ共有するなんて怖い!きもい!と思う人も多い反面、その利便性は高いため、利用者にとってはなくてはならないものになっているようです。

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まとめ

いかがでしたか?今回は「リアルタイムを繋ぐSNS」として、機能を中心にSNSがどんな風に人と人の時間を繋いでいるのか見てみました。
インターネットが普及し、位置情報や個人情報がオープンになりつつあることで容易に人と人とがリアルタイムで繋がっていく・関わっていくことができるようになっていますが、SNSの普及初期には「個人情報の扱いに気をつける」「インターネットは怖いもの」「インターネットリテラシーを持って」と強く言われていたことも忘れず、楽しい面や便利な面だけでなく怖い面も考えた情報発信・受信を心がけたいものです。

とはいえ、SNSがすっかり普及した時代で、昔の考えに縛られていては取り残されるばかり。SNSをうまく利用することで、生活の効率化や充足感を手に入れられると良いですね。

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