見出し画像

SNSでアカウントを複数持つという事

最近では当たり前に日常に溶け込んでいるSNSですが、皆さんSNSは使っていますか?
SNSが流行り出した頃はアカウントは1人1つで、複数持ちたくても登録できなかったり、登録してもアカウント間の行き来が面倒だったりと、アカウントを複数持っている方がマイナーでした。しかし、今では一人がアカウントを複数持っている方がメジャーです。

メイン趣味リアル壁打ちサブ作品掲載交流……アカウントの用途によって様々な呼び方もありますし、SNSの運営側もアカウントの切り替え機能を実装するなど、需要に対応しているような感じです。
今回は1つのSNSでアカウントを複数持つことのメリットやデメリットなどについて考えてみようと思います。

SNSでアカウントを複数作るのはなぜ?

SNSでアカウントを複数作る目的は人により様々ですが、タイムラインの整理や投稿内容によってアカウントを使い分けるというのが多いですね。

先にあげたものなら、趣味は絵や音楽などの話、リアルではプライベートな内容、壁打ちならただただ独り言、交流用は色々な人と繋がりをもつ……といったところでしょうか。
裏垢なんていうのもありますが、以前は「愚痴や弱音や悪口なんかを言うプライベートアカウント」のことだったのが、最近は「成人向け的な内容や露出の高い自撮りをあげるアカウント」を指すような風潮があり、ちょっと使いづらい単語です。

メインとサブのアカウントを持っているのは著名な活動者(歌い手さんや実況者さんなど配信者と呼ばれる人々)が多いです。メインが凍結した=動かせなくなった時などに、それをファンに伝えたり、メインは告知、サブは雑談的な内容と使い分けたりしているのをよく見ます。

このように、1人が1つのSNS上でアカウントを複数個作るのにはそれぞれ理由があるわけです。

アカウントを複数持つメリット

アカウントを複数持つメリットについての話をしましょう。
前述のようにアカウントを複数にわけることでのメリットは、タイムラインの話題をある程度統一できること、自分の投稿にまとまりを持たせられること、繋がりを持つ人間を選べること、1つのアカウントで何かあったときに自分でカバーできること、の4つに分けてみます。

タイムラインの話題をある程度統一できる

例えば趣味のアカウントなら、タイムラインに出てくる内容は趣味に関連したものにある程度統一したいものです。
絵のアカウントなら人の絵やメイキング、個展の話とか。好きなバンド用のアカウントならライブレポとか情報とか、グッズとか。アカウントをわけると「このアカウントではこの人をフォローしよう」とか「このアカウントはここで見るようにしよう」とか選んでフォローできるので、タイムラインの話題がある程度統一されていくわけです。
今みたい情報や関連物をざっと流し見できるのは情報過多なSNSを使う上ではとても大きなメリットだと思います。

自分の投稿にまとまりを持たせられる

アカウントをわけているとタイムラインを整理できる話をしましたが、同じように自分の投稿やメディア欄も取っ散らからないというのもメリットの一つです。
なんでかというと、立場をひっくり返すとわかりやすいかもしれません。
自分が見る側として、同じ目的のアカウント同士は繋がりやすいし、タイムラインの情報が散らからないじゃないですか。
自分のタイムラインの話題を統一するというメリットを他者にも与えるような意味で、アカウントを目的別に分けておくことは気兼ねなく他のアカウントと繋がりやすいというメリットがあります。
特に趣味のアカウントなんかは色んな人と繋がりやすいようにしておく方がSNSの使い勝手がいいような気がします。

繋がりを持つ人間を選べること

次は繋がりを持つ人間を選べるということですが、これは特にリアルアカウントで例えるとわかりやすいです。
例えば「今日新宿で18時くらいに会える人いない?」っていうかなりプライベートな内容を投稿するとしたら、それを見られる人間は限定したいですよね。
自分が投稿する内容を見られる人を限定する=選ぶとなると、必然的にアカウントが複数できてきます。
プライベートな内容は鍵付き(自分が許可した人のみが閲覧できる)アカウントで、広く色々な人に見てほしい投稿はメインのオープンアカウントで、みたいな。
こっちのアカウントはこういう人と繋がりたい、こっちのアカウントの投稿は数人の仲のいい人以外には見られたくない、みたいな感覚の使い分けですね。

1つのアカウントで何かあったときに自分でカバーできる

4つめは何かあったときに自分でカバーするための予備という使い方です。
メインとサブのアカウントがあったとして、メインが凍結されたり、一時的な制限を欠けられた場合に、普段からサブの存在を示しておけば、そういった状況にあること、メインを動かせないけど自分は元気ですよということを知らせることができます。万が一メインが永久凍結されて使えなくなってしまっても、サブをメインに繰り上げることで比較的気軽に、かつ簡単にトラブルを解決できますよね。
実際、私も一時的な制限で24時間メインのアカウントが使えなくなった時にサブで元気に投稿しておくことでフォロワーさんに余計な心配をかけずに済んだという経験があります。

アカウントを複数持つデメリット

メリットがあればデメリットがあるのが常というもので、アカウントの複数持ちにもやはりデメリットはあります。今回はアカウントの行き来が億劫になること、投稿するアカウントを間違える、という2つをピックアップしましょう。

行き来が億劫になる

まずはこれです。1つ、2つ程度アカウントが増えるぶんにはそこまで億劫になることもないですが、5個くらいになってくると行き来が面倒くさくなってくるんですよね。結局使わない・動かないアカウントが出てくるというパターン。あるあるです。
回避するには細かく分けすぎないことですが、いつの間にか増えているというのがお決まりです。
行き来が億劫になって疲れたり、アカウントを使わなくなると、結局SNSでの付き合いが限られてしまいますし、SNSに対して疲れるものという印象を自ら刷り込んでしまったりするので、これは複数持ちのデメリットですね。

投稿するアカウントを間違える

投稿するアカウントを間違えるのもあるあるですが、結構なデメリットというか、リスクに近いものがあります。
メリットで挙げた「投稿を見られる人を選ぶ」の裏返しですが、プライベートな投稿をオープンなアカウントでしてしまった……となるとかなり焦りますよね。どこまで見られた?誰に見られた?わからないんです。
ほんの少しのうっかり、押し間違いで大きなリスクになり得るというのは、大きなデメリットですよね。

SNSでアカウントを複数持つことについて考える

さて、ここまででアカウントを複数持つことについての理由、メリット、デメリットに触れてきましたがどうでしたか?
今まで1つしかなかった人は使い分けをしてみようと思ったかもしれないですし、アカウントを作りすぎた人は整理するきっかけになったかもしれません。
運営側からほとんどのSNSで認められているアカウントの複数持ち、メリットやデメリットを踏まえた上でうまく使いこなすと、よりうまくSNSと付き合っていけると思います。
疲れない程度にアカウントを複数持っておくのはメリットも多くていいかもしれませんね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?